嵐 メンバー5人で新会社設立を発表!新社名は「株式会社嵐」
嵐が10日、メンバー5人で新会社を設立したことを発表した。SMILE―UP.(旧ジャニーズ事務所)のタレントのマネジメントなどを担う新会社「STARTO ENTERTAINMENT」の公式サイトで明らかにした。5人がそろって動くのは、2020年大みそかの活動休止前最後のコンサート以来。新会社では5人が直接経営に参加し、ファンクラブの運営なども担っていくとみられる。新生・嵐が始動した。
新会社の社名は「株式会社嵐」。3月25日に設立された。本紙の取材では、代表取締役はエージェント会社を経営する弁護士の四宮隆史氏が務める。メンバー5人が会社運営のプロとして依頼した。業務内容として申告しているのは、音楽活動や著作権管理などがあり、注目されるのは「アイドル養成」。関係者によると、嵐のメンバーには新人アイドルの発掘や育成も手がけたいという思いがある。
発表は早朝のサプライズだった。10日午前5時5分、ファンクラブ会員向けメールなどで通知を発信。「早朝のご連絡となりますこと、お詫び申し上げます」とことわった上で会社設立を報告した。活動休止中の大野智や独立した二宮和也を含む5人の連名で、署名は相葉雅紀、松本潤、二宮、大野、櫻井翔の順。嵐の歌に度々登場する、頭文字をアルファベット順にした「AMNOS」の並びや、メンバー数にこだわった時間設定にファンの間から感激の声が上がった。
文書では、会社設立にあたって「これまで以上に主体性をもち、これまで以上に主体的に判断をし、これまで以上に主体的に行動したい。そして何よりも、日々応援してくださるファンの皆さまに、より近くに感じてもらいたい。より積極的でありたい」との思いがあったと説明している。
この日更新されたSTARTO社の公式サイトには、二宮以外の4人の名前が掲載された。契約の詳細は明らかにされていないが、4人は同社に移籍したとみられる。
その一方で5人で新会社を設立したのはなぜか。旧事務所とも仕事をしていた音楽関係者は「活動休止から3年半。ファンはグループで再び活動することを信じているが、心配する人も少なくない。“5人でやる”という意思表示をし、ファンを安心させたいとの思いがあるのでは」と指摘する。
新会社の業務内容にはファンクラブ運営や管理も含まれる。嵐のファンクラブの会員数は200万人、年間収入は100億円以上と言われる。これが活動休止期間中の3年4カ月、宙に浮いた状態になっている。新会社に運営が移れば、5人とファンの結びつきはより強くなり、膨大な収入を元に思うようなコンサートやイベント、福祉活動を行うこともできるようになる。
嵐は今年11月3日にデビュー25周年を迎える。会社設立により、活動内容も自分たちで決めやすくなった。音楽関係者は「時期は分かりませんが、ファンが待ち望む5人での芸能活動もいつか必ず実現するでしょう」と語る。5人で動き始めた嵐。どんな展開を見せるのか、注目される。
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