NCT<ライブリポート②>「テイルヒョンに届くように拍手をもらっていいですか?」

4公演で計22万人を動員した、NCT初のスタジアムライブツアー「NCT STADIUM LIVE ‘NCT NATION : To The World-in JAPAN’」。17日の東京・味の素スタジアムでは、ケガで出演を見合わせたテイルを除く19人がそろい、4時間で41曲を熱唱した。ライブの詳細リポート②をお届けします!

グループ公演を行った「NCT」テヨン

 

ソロとユニットのパートもテンションマックスだった。テヨン自身が作詞作曲を手がけたソロデビュー曲「SHALALA」からスタート。ドヨン、ジェヒョン、ジョンウによるNCT DOJAEJUNG「Perfume」は、ドヨンが腰をひねるダンスをするたびに腹筋がチラ見え。これにはNCTzen(ファンネーム=エヌシティズン、以下シズニ)も大喜びだ。

NCT DREAMの時間になると「Broken Melodies」に続き「ISTJ」では割れんばかりの歓声と大きなかけ声に会場が満たされた。ロンジュンは「ケガなく最後まで楽しんでくれたらうれしいです。僕が一人一人見守っていますよ」とあいさつ。チソンは「今日も月が奇麗ですね。皆さんが僕の月です!」と、前日の夜から準備した言葉を伝えてシズニを喜ばせた。ジェミンも「会場は凄く大きいけどシズニのエネルギーはここまで届いてますよ!」。メンバーたちと楽しそうに日本オリジナル曲「Best Friend Ever」を熱唱した。

グループ公演を行った「NCT」(左から)「WayV」ヘンドリー、ウィンウィン、テン、ヤンヤン、クン、シャオジュン

続いて真っ赤なライティングに包まれ、貴公子のような衣装をまとったWayVが現れた。ロックアレンジの「Kick Back」を歌唱すると「Love Talk」ではクンが首元のスカーフをゆっくり外すセクシーなパフォーマンス。ウィンウィンはかわいくうさぎポーズを決めるなどNCT Nationでしか見られないしぐさにWayZenNi(WayVのファンネーム)は熱狂した。ステージセンターに置かれた玉座に片足を立てたヤンヤンの低音ボイスから始まる「Phantom」は、クンによるリミックスバージョン。怪しげでいて美しいWayVならではの耽美な世界だ。

一転してMCトークは和やかな雰囲気だった。ヘンドリーは「ペンライトを振るときは前後の人に気をつけてくださいね。叩いたら気絶…いいですか?」とおとぼけぶりを発揮。ヤンヤンは「今日は最後のコンサートだから皆さん一緒に最後まで楽しみましょう!」とコメントしたが、手にカンペを書いていたことをヘンドリーにバラされ「さっきいっぱい練習したんだけどもしかしたら間違えるかなと思って」と照れ笑い。またウィンウィンは「プレゼントを持ってきました」とシャツのボタンをはずし、中からハートのシールを取り出して顔に貼るキュートさで会場を沸かせた。

グループ公演を行った「NCT」(左から)「NCT 127」マーク、ジェヒョン、ジョンウ、ユウタ、ヘチャン、テヨン、ジャニー、ドヨン

NCT127は「英雄; Kick it」で登場。イントロが流れるや否や、つんざくような5万5000人の歓声が響きわたる。続く「Chain」は、日本デビューミニアルバムのタイトル曲で、シズニにとっても思い入れのある楽曲の一つ。MCでユウタは「残念ながら今日の公演もテイルさんがケガのために出演できないんですけど、僕らもテイルヒョンの穴を埋められるように頑張りたいと思います。皆さん最後まで応援よろしくお願いします。テイルヒョンにさ、届くように拍手をもらっていいですか?」と不在の長兄を慈しんだ。ドヨンが「皆さん知っていると思いますが僕たち127が10月6日に『Fact Check』でカムバックします」と今後の予定を語ると、ユウタが「来年ね、近々日本でコンサートができたらいいなー」と発言し、会場は興奮に包まれた。

次の楽曲「2Baddies」は気合の入った客席のかけ声にあおられるようにメンバーたちのダンスも力強さを増す。ユウタの「クッカジ タルリョガ!(最後まで駆け抜けて)」とのシャウトに合わせるかのように会場も異様な盛り上がりをみせた。

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  • グループ公演を行った「NCT」テヨン
  • グループ公演を行った「NCT」(左から)「WayV」ヘンドリー、ウィンウィン、テン、ヤンヤン、クン、シャオジュン
  • グループ公演を行った「NCT」(左から)「NCT 127」マーク、ジェヒョン、ジョンウ、ユウタ、ヘチャン、テヨン、ジャニー、ドヨン

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