パーカク「OWV」佐野文哉<一問一答ほぼ全文②>米国留学で気付いた“ダンスに筋肉はそんなにいらない”

人気ボーイズグループのメンバーからスポニチが“推しのパーツ”を拡大し、深掘りする「パーカク」。今回は吉本興業所属の4人組「OWV」の佐野文哉。注目は、ダンスに切れ味を生み出す上腕二頭筋です。4回に分けた一問一答ほぼ全文、その(2)をお届けします。

上腕二頭筋を鏡でチェックする佐野文哉(撮影・光山 貴大)

――大学時代の米ロサンゼルス留学ではどんなことをしていた?

僕はロサンゼルスにダンス留学をしていたんですけれども、向こうの方のプライベートセッションパーティーとかに招待してもらって。みんなで円になって、ラッパーだったらサイファー(皆で輪になって技を繰り広げあうこと)みたいな感じだと思うんですけど、一人ずつ踊って、カバーしてみたいな感じのものをひたすらやっていました。その中でダンス自体に筋肉、そんなにいらないと思ったんですよ。結構、華奢(きゃしゃ)な方でもバンバン踊る方もいましたし。ダンスのジャンルにもよると思うんですけど。僕がやっているのって、ムキムキじゃなくても大丈夫なジャンルだったんで、やっていく中で自然につく筋肉っていうのが凄く大事かなって思いました。

――上腕二頭筋はダンスの動きにどう生きている?

腕を瞬間的に高く上げるとか、動いている中で、こう急に止める、ストップするとか。あと、パンってヒットみたいなのがあるんですけれども、めちゃくちゃ使えます。瞬間的に力を入れる時に凄く上腕二頭筋を使います。

――激しい動きをして、今までにケガは?

僕は1回もしたことがなくて。打撲も、捻挫も、突き指も、骨折もしたことないです。なので、ボディーコントロールには自信があります。

――それは幼少期の空手の経験が生きている?

生きているかな、と思います。あと僕、凄い過疎地域の田舎で育ったので、外で遊ぶとかアスレチックだとか、そういうところしか遊びがなかったんです。それも生きているのかなと思います。

――外やアスレチック。具体的にどのような場所で遊んでいた?

川に飛び込んだりとか、山に登ってターザンみたいなことをしたりしていました。それしか娯楽がなかったので。逆に今となっては良かったです。

 

インタビューに応じる佐野文哉(撮影・光山 貴大)

――公開オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」で印象に残っているエピソードは?

今、OWVを一緒にやっているリーダーの本田康祐と僕が、同じポジションを希望していて、一騎打ちする回があるんですよ。その時は同じグループでとか何でもなく、デビューを争うライバルでした。そこの流れから今、グループで一緒にやっているということも含めて印象的というか、心に残っていますね。

――オーディションから学んだこと、経験が生きたことは?

僕はずっとダンサーをやっていたので、オーディションの時はスキルがあれば評価されるだろうっていうか、本当にキレキレのダンスを踊って、誰よりもダンスがうまければ、絶対みんなに評価してもらえるだろうみたいなマインドでいました。それがアイドル、アーティストとなってくると、スキル以外のところもやっぱ大事になってくるというか。表情だったりとか見せ方じゃないですけど、そういうプラスアルファの部分も必要なのだなというところを学びました。実力だけあればいいやって思っていた自分が、そういうところにも意識がいくようになったかなと思います。

上腕二頭筋をさらけ出す佐野文哉(撮影・光山 貴大)

◇佐野 文哉(さの・ふみや)1997年(平9)5月25日生まれ、山梨県出身の26歳。メンバーカラーは青。特技は長距離走。好きなアーティストはクリス・ブラウン。1メートル71。血液型B。

◇OWV(オウブ) 「PRODUCE 101 JAPAN」に出演した元練習生4人によって結成されたボーイズグループ。グループ名は「Our only Way to get Victory(勝利をつかむ僕たちだけの道)」の頭文字から来ている。公式ファンネームはQWV(キューブ)。

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  • 上腕二頭筋を鏡でチェックする佐野文哉(撮影・光山 貴大)
  • インタビューに応じる佐野文哉(撮影・光山 貴大)
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