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2023年11月28日 05時02分

パーカク「OWV」佐野文哉<一問一答ほぼ全文③>ずっと断っていて「1年だけ」のはずが気付いたら今って感じ

人気ボーイズグループのメンバーからスポニチが“推しのパーツ”を拡大し、深掘りする「パーカク」。今回は吉本興業所属の4人組「OWV」の佐野文哉。注目は、ダンスに切れ味を生み出す上腕二頭筋です。4回に分けた一問一答ほぼ全文、その(3)をお届けします。

インタビューに応じる佐野文哉(撮影・光山貴大)

――公開オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」での戦いが終わった時の心境は?

毎回、ファイナルに行けるのが20位までなんですよ。ファイナルのカットラインで落ちた人、21位の人がいつもファイナルのナレーションをするって決まっているらしくて。僕にスタッフさんから電話がかかってきて。でも、自分落ちているじゃないですか。ファイナルのナレーションをやって欲しいということを伝えられて、落ちているのにファイナルの一人一人の名前を読み上げて、投票してくださいみたいなことをしました。だけど、その時に何しているんだろうなって思いましたし、悔しいなっていうのもありました。その時は現役の大学生で、進路をどうしようかというのも凄く悩んでいました。

――そんな中、(OWVリーダーの)本田康祐から声をかけられた時の心境は?

僕が一番、最初に声をかけられたと思うんですけど、僕はずっと断っていたんですよ。何したいっていうのも決まってなくて。俺はそのつもりないよって言っていたのが、「1年だけでもいいから、一緒に吉本でやろう」みたいなのが、本田からLINEや電話で毎日、連絡来たんですよ。俺はずっと断っていたんですけど、ついに折れて。本当に取り調べみたいな。「分かりました。1年だけ一緒にやります」ってテンションで言って、気づいたら今って感じです。

上腕二頭筋をさらけ出す佐野文哉(撮影・光山貴大)

――他に本田の勧誘で印象に残るエピソードは?

僕は割と早い段階で「お前はマストだから」みたいな感じの話をされていまして。結構、本田と僕で誰と誰に声かけたい?みたいな話にはなっていました。「PRODUCE 101 JAPAN」の時は中川勝就と全く面識がなかったというか、話していなかったんですけど。不思議なもので、ある日、勝就から急にインスタにDMが来たんです。ごはん行かない?みたいな。僕、全く話したことなかったんですよ。でも裏では、本田と僕でこのOWVの話を進めていて、ちょうどラップをやっているやつを探していたんですよ。そこに本当、何も知らない勝就がたまたま僕にごはんを誘ってきた。それで本田に“今度、勝就とごはんに行くんだ”って言ったら、本田が“もし良かったら一回、勝就に進路決まっているか聞いてみて”って言ってきて。“何も決まってないようだったら一回、文哉の口からOWVのプロジェクトの話投げてみてくんない”みたいなことは言われました。“分かりました”って言って、勝就とごはん行った時に進路が決まっていなくて“興味ある”っていう話だったので、そこから次第に話すようになりました。本田も含めて話すようになり、気付いたらOWV、という感じでした。浦野秀太は気付いたらいました。ずっといたんですよ。本田と俺がごはんに行く時も仲が良かったので、ずっといたんですよ。ずっと輪の中にいて、気付いたら同じグループで、もうデビューしていた、みたいなぐらいのテンションでした。結構独特です。

――結成当初に思い浮かべていた姿と現在の姿を比べてどう?

初動こそコロナでストップをかけられて、結構大変でした。そんな表立って動けない時期があったからこそ、僕たち4人、チームワークといいますか、あうんの呼吸みたいなものはできあがったと思います。コロナで表立って動けない時期にある程度、土台を固めたことで、バラエティーとかに出させていただいた時にも4人ならではといいますか、吉本興業ならではのチームワークや力が発揮できていると思います。最近は本当にそれぞれの個性のキャラ立ちもはっきりしてきて。

――自身のキャラクターは?

自分で言うのもなんなんですけど、本田がキャプテンだとしたら、僕はエースみたいな位置で、どっしりと構えてないといけないなと思います。ステージにおいてもそうですけど、特攻隊長みたいな役割で。パフォーマンスで切り込んでいくんじゃないですけど、そこが僕に課せられたポジションなのかなと思います。