SixTONES松村北斗「世界に届いているんだと感動」 映画「夜明けのすべて」のベルリン国際映画祭プレミア上映に出席
SixTONESの松村北斗が21日、ドイツで開かれている第74回ベルリン国際映画祭で行われた大ヒット上映中の映画「夜明けのすべて」(監督三宅唱)のインターナショナルプレミア上映に出席した。
同作は新しい視点を含む大胆で革新的な作品を集め、強い個性や多様性のある物語に注目する映画際の「フォーラム部門」に選出され、招待された。
同映画祭初参加となる松村はシックで艶やかなジャケット衣裳でW主演の上白石萌音、三宅監督とともにレッドカーペットに登場。ベルリンに到着した感想を聞かれ「日本の東京の小さな街で撮影した映画なので、渡航してようやくこの街の風景を見て、やっと今、世界に届いているんだと感動し始めています」とコメント。前年、声優を務めた「すずめの戸締まり」が正式出品され、2年連続の招待となるがその時は参加できなかったため、「リベンジの気持ちもあります!」と意気込みを語った。
そのまま、映画祭メイン会場に移動した一同。煌びやかなネオンのロゴと映画祭のシンボルとなる熊のマーク、そしてミラーボールが照らす会場は多くの一般参加者たちで活気づいており、現地の空気感を肌で感じた様子だった。
そしていよいよ迎えた、インターナショナルプレミア上映。会場は18世紀末に建造され、話題作のみが上映される劇場Delphi Filmpalastで、選出発表時のSNS反響を受けて、キャパの大きな劇場での上映実施が急きょ決定した。
上映会には、国籍・年齢・性別問わず多くの観客が足を運び、670席の会場が満席に。すでに熱気に満ちあふれる中で行われた上映前舞台あいさつでは、大きな拍手で迎えられながら三宅監督、松村、上白石の順番に壇上に上がった。
松村と上白石は冒頭、「Guten Abend(グーテン・アーベント)!=こんばんは」とドイツ語で会場に呼びかけ、続けて流ちょうな英語であいさつ。本編上映後には、会場中に大きな歓声と称賛の拍手が響き渡り、同席していた監督キャストらも拍手で讃えられた。
熱気冷めやらぬ中、3人はそのままQ&Aに登壇し、時間が許す限り観客から寄せられた質問に回答した。PMSやパニック障害というそれぞれの“生きづらさ”抱えた男女を演じた松村と上白石。「これらのテーマに関心を持ったからこの映画に参加したのか」という質問に対して、松村は「この映画を通して全てを知ることは不可能だけれど、一歩、半歩でもその症状に対して寄り添ってくれたらいいな、という思いは強く持ちながら演じていました」と答えた。
プレミア上映終了後の囲み取材では、映画を観た観客の反応について「想像以上だった」と振り返った3人。松村は「この映画は、いろんな人の人生がそのまま映し出されている映画なのですが、人生のしんどいこともと笑えることも、お客さんが一緒になって感じてくれている空気が伝わってきました」と振り返った。初めてのベルリン国際映画祭については「お客さんの観方がすごくプロだなと思い、大変心地よかったです」と語った。「もっとこの映画のことを知りたいんだな、という質問ばかりで、さらにこの映画への自信が湧きました」と言葉に力を込めた。
ベルリン国際映画祭はカンヌ国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭と並ぶ世界3大映画祭のひとつとされ、今年の開催は現地時間2月15~25日。
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