SixTONES<囲み取材ほぼ全文①>不安もあったがやっぱり最高だった360度ステージ

パフォーマンスを披露するSixTONES(撮影・藤山 由理)

SixTONESが22日、初の4大ドームツアーの最終公演を東京ドームで行った。グループで初めて生バンドの演奏に乗せてのコンサートで、「アンセム」など34曲を熱唱。髙地優吾は「バイブス上がってるか!俺たちの音楽の魂、受け取って帰ってくれ」と熱く呼びかけた。炎や約100㌧の水を使った噴水など、豪華な演出とともにこだわりの音楽を届けた。本番前の囲み取材のほぼ全文①をお届けします!

パフォーマンスを披露するSixTONES(撮影・藤山 由理)

――初の4大ドーム公演の振り返り、こだわった点を教えてください。

森本慎太郎「こだわった点でいうと、今回はSixTONESで初めてステージが360度の構成になっています。360度のステージは凄く難しさがあって、前にも後ろにもお客さんがいる中で一体感をつくらないといけない。それぞれが目の前のお客さんだけを盛り上げて、おのおのがやりたいようにやると空気感がバラバラになってしまいます。会場全体の一体感をつくりながらライブを完成させていくというのが凄く大変でした。僕の中で、SixTONESのサブロク(360度客席に囲まれた)ステージは格好いいという妄想があって、それを本番でやってみた時に凄くみんなにハマっているなと感じました。SixTONESがライブや音楽を大事にしている良さが360度にしたことでより皆さんに伝わるようになりました。パフォーマンスにしろ、歌にしろ、何もかもが凄くいいように進んでいったなというのが、初日から感じているところですね」

松村北斗「初めての360度というのもあって、今までやった曲も違う使い方ができたりとか、違う見え方になっていきました。逆に言うと、同じ見え方をつくれない分、新鮮な気持ちで一曲、一曲選んでいきました。昔からある曲もセットリスト入りしましたし、セットリストを見ると結構こだわりました。ジュニア時代からあった曲もこんな見え方が作れると改めて知ったことで長い付き合いになりそうだなとか、逆に今回からやった曲とかは違うステージならどう演出ができるかなと考えました。このタイミングでやっておいて良かったなというステージでしたね」

髙地優吾「今回は360度ステージに加え、初めてバンドをつけさせてもらったということが凄く大きかったです。SixTONESはロックな部分とかバンドが似合う曲が多いので、それを生音でお客さんに届けられるのは凄い熱い僕らの魂が届いている感じがして、凄く良かったなと感じますね。あとはやっぱり慎太郎も北斗も言っていましたが、360度ステージは凄く大変で、自分たちの熱量を上げないとお客さんを巻き込めないです。エンドステージといういつものステージングだと、後ろを向いた時にちょっとリラックスできるような瞬間もあります。でも(今回は)常にお客さんに見られていて、約3時間くらい気を張っているというのは僕たちも凄くエネルギーを使いますし、逆にお客さんからもらうエネルギーも多いなと感じる体験でした。今回の4大ドームツアーで新しいことを知られたというか、不思議な力をもらえたなという感じはしましたね」

パフォーマンスを披露するSixTONES(撮影・藤山 由理)

京本大我「みんなが言っているように、360度ステージと生バンドが今まで大きく違うことです。初ドームツアーということで、まずはエンドステージで(行う)というところを大体想像すると思うんですけど、いきなり360度で変化球で挑戦するところがSixTONESらしい意志の強さも伝われば良いなと思います。昨年、(アリーナツアーの)追加(公演)でドーム公演をやらせてもらったことによって、ドームの感覚をちょっと感じられていたので、今回ライブをつくる上で想定しやすかった部分もたくさんあった。ただ、選曲とかいろいろな部分はやっぱり生バンドがいることによって、凄く攻めたものを選べました。あとは今まで6人だけじゃできなかったアコースティックコーナーをやっています。実際、生音で人気曲の『Call me』や日替わり曲を入れながら、ファンの人に楽しんでもらえる。今までに全くないもので楽しいです。初日の大阪(公演)も、本編が終わってアンコール入る前にみんなで〝360度最高だね〟って裏で言い合うぐらい、凄い楽しいライブに仕上がった。それが地方に行けば行くほど、どんどん成熟していって、パフォーマンスの力とか熱量もどんどん上がっていっている」

ジェシー「リハーサルの時に360度ステージをやって、最初は結構不安でした。ギリギリまでいつも通りのステージングにしようかという話をしていた。でもお客さんが入ったら、〝やっぱり最高だね360度〟となった。スタッフさんからも〝SixTONES、やっぱりセンターステージで良いね〟と言われた。これが続くのか分からないですけど、今回の4大ドームツアーが今日で終わるというのは非常にもったいない。もっとやっていきたい。そのためのDVDとかは出るんですけど、やっぱり生で感じるのがライブなのでこのバイブスを本当は生で届けていきたい。まあ、しょうがないですけど、この勢いのまま、5大、6大、7大、8大ドーム行けたら良いなと思います」

――8大ドーム…ありましたかね?

ジェシー「まあ、多分今、いろいろ造っているところだと思います」

――田中さんは?

田中樹「こだわりとしては、今年に限らず僕たちは音楽、音の一秒一秒に凄くこだわりがつまっています。曲の音が鳴っていない、無音という音の1秒にも凄くこだわりがあって、そこはやっぱり今年も変わらずこだわり続けています。そこに今回生バンドがついていることによって、もっとライブ感がある音の一秒一秒に凄くこだわれた。僕たちがステージに立ってお客さんが見に来るライブという醍醐味(だいごみ)を生かしたこだわりを、例年とは違った形で詰められたかなと思っています。あとは僕たちは何かに頼らず自分たちで解決しようというふうに最終的に行き着きました。今回僕たちのセンターステージの360度の構成上、柱がどうしても必要になってしまって、見切れが発生してしまう席が出てきたりする。そこを、ここに曲を足そうかとか、何か機構で解決しようかという案もいろいろ打ち合わせやリハーサルを進める中で出たんですけど、最終的には俺らが頑張って満足させればいいんだろうという結論に至った。そのままステージに立って、死ぬ気でやったら大成功した感覚が凄くあって。最終的にドームツアーとか規模が大きくなっても、結局僕たち次第なんだなと気づきました。おかげで最後の曲とかは本当にギリギリなんとかステージに立っているくらいの状態で、なんとか1公演もったという状態で満身創痍(そうい)です。そこがまた今回のライブの良さかなと思っています」

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