日テレ社長、国分太一の要請却下「答え合わせするまでもない」関係者守る立場強調
日本テレビは1日、東京・汐留の同局で定例社長会見を開催。芸能活動休止中の元TOKIOの国分太一が11月26日に会見を開いたことに言及した。

日本テレビ社屋
福田博之社長は「会見を拝見し、国分さんのこの5カ月のご苦労とその間のお気持ちについて私なりに改めて理解をしました」と国分の心境に寄り添った上で、「“答え合わせをしたい”とおっしゃっておられましたが、国分さんがヒアリングの場で述べられたそのものが重大なコンプライアンス違反行為に当たります。私たちは答え合わせするまでもないと考えています」と見解を示した。
「国分さんと代理人の方はなぜ答え合わせをさせてもらえないのかと述べていますが、関係者の意向を踏まえて日本テレビとしてこれ以上必要ないと判断しております」と説明。「本事案の関係者は身元特定につながる情報を一切出さないでほしいと強く要望しています。少しでも事案が具体的に明らかになること、本人が望まない直接の接触や誹謗(ひぼう)中傷という二次加害がもたらされる可能性があり、そのことに関係者が強い恐怖を感じているからです。日本テレビとしてはどのような批判があっても関係者保護を最優先にするという経営判断をしておりますので、これ以上の答え合わせは難しいと申し上げています」とあくまでも関係者を守る立場であることを強調した。
「これ以上関係者を苦しめることは容認できない。私たちは国分さんの人権についても十分に配慮しながら対応してきました」と福田社長。「『鉄腕!DASH!!』を看板番組に育てていただき、30年もの長い間それを背負いつづけてくれた大功労者である国分さんを不当に陥れるつもりは毛頭ありません。番組降板を決断せざるを得なかったことは断腸の思いでした」とも。
国分側の謝罪要請を拒んだ理由について、「関係者のケア、スポンサー各社様への対応、系列局への対応、当番組以外の番組を含む出演者の対応などに追われる毎日で、8月1日に始まった謝罪の受け入れなどの要請はまだ早すぎると感じていました」と説明した。
「いずれ時期をみて国分さんにお会いできるだろうという気持ちから代理人弁護士の方と真摯に面談し協議を続けてきました。ところが、その最中に突然、代理人の方が私たちとの協議内容を週刊誌に流した上で、人権救済の申し立てをしたのです。これにはとても驚き、とても戸惑いました」と不信感をあらわに。「協議内容を断りなく週刊誌にしゃべってしまう代理人の方とはさすがに協議を続けることはできません。10月の定例社長会見後に再度、謝罪の申し入れを要求されました。それに対し、“貴職が週刊誌に漏洩している中では協議は難しい”とお伝えしたところ、連絡が途絶え、突如として国分さんの会見になった次第です。国分さんの代理人の方は“日本テレビと対立するつもりはない”とおっしゃいますが、要求が満たされなければただちに外部に訴えるなど、私たちが困惑し、不信感を持たざるを得ない振る舞いを続けています」と抗議した。
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