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2026年06月14日 13時15分NEW
ロックバンド「LUNA SEA」、「X JAPAN」のギタリスト、バイオリニスト、コンポーザーとして活躍するSUGIZOが、昨夏、楽曲制作と出演を務めたアイスショー「氷艶 hyoen2025 ―鏡紋の夜叉―」の同名オリジナル・サウンドトラックをリリースした。「最高のロックオペラになった」と自信を見せる作品には、高校時代からの親友・真矢さん(享年56歳)の最期のドラム演奏曲「鎮魂」など30作を収録。持てる全てを注いだ作品についてSUGIZOに聞いた。(西村綾乃) アイスショー「氷艶 hyoen2025 ―鏡紋の夜叉―」は、プロフィギュアスケーターの高橋大輔とNEWSの増田貴久がダブル主演し、昨年7月に上演。高橋の地元・岡山を舞台にしたおとぎ話「桃太郎」の原典「温羅伝説」をベースにした物語で、演出を務めた堤幸彦氏から「僕が長年夢見ていた理想のロックオペラを作りたい」と音楽制作を依頼されたという。 「堤さんとの最初の打ち合わせの際、すでに堤さんの中でロックギターが激しく鳴る音楽が中心としてありました。『ロックギターを中心としながらも、ありとあらゆるジャンルが存在するサントラを制作し、完成した音楽をできればステージに立ってギターも弾いてもらいたい。それができる人はSUGIZOさんしかいません。僕の長年の夢を、SUGIZOさんと叶えたい』と言っていただき、すごく感動しました」 ロック少年だった堤と、SUGIZOはすぐに共鳴。ともに影響を受けた「プログレッシブ・ロックを2025年に再構築する音楽にしよう」と制作を進めていった。 「実は音楽を作る前に脚本があり、その中に堤さんから『ここはレッド・ツェッペリンのこの曲』、『ここはロシアの労働歌』、『ここはものすごくダークな騒音のみ』など具体的な指示がたくさんありました。作曲家の中にはそういうやり方を嫌う人もいると思いますが、僕はそういうイメージがあったとしても完成した時には、完全に僕の音楽にしてしまう自信があるので、イヤな感じはしませんでした。それよりも僕的にすごく興味深かったのが、堤さんがSUGIZOミュージックを熟知してくれていたこと。『THE CAGEがほしい』、『ENOLA GAYが必要』など、僕の音楽を知った上で必要なエッセンスを伝えてくださったので、すぐにメインテーマ『鏡紋の夜叉』が生まれました。サイケデリック・トランス、ジャズ、ワールドミュージックなど、様々な音楽が鳴り響く30曲は図らずも、僕のソロ音楽の集大成のようになりました」 最初に生まれた「鏡紋の夜叉」は、アイスショーの冒頭でSUGIZOが生演奏した曲。しんと静まりかえったリンクに響き渡るギターの演奏は、観客を一気に物語の中へと引き込んでいった。バンドのライブとは違う空間をどのように感じていたのか。 「これまでも舞台で演奏した経験はありましたが、『氷艶』は僕が語り部のような役割でしたので、導いていかなくてはいけないという気持ちで臨んでいました。7、8割くらい出演していたので、本番中は横浜アリーナの裏を駆けずり回っていました。何よりもプレッシャーだったのが、最後のカーテンコールでスケートを滑ること(笑)。でも、大変でしたけれど、自分の全勢力をかけて生んだ曲に合わせて、世界のトップスケーターが最高の滑りを見せてくれている。そこにとても感激しました。高橋大輔さんと荒川静香さんが殺陣を見せる『剣夢一如~夢の境界』では、こんな幸せなことはないと、本番中に彼らの演技をかじりついて見ていました。幸せな時間でした」
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