【インタビュー②】草川拓弥、樋口幸平との「濃密な3日間」のすべて、「魂を削り合った」競演
俳優の草川拓弥(31)が、文豪・夏目漱石の名作に着想を得たショートドラマ「こころ」(中川龍太郎監督、日本映画専門チャンネルで12月8日よる8時ほか放送)で新境地を拓いた。この挑戦を特別なものにしたのは、ダブル主演を務めた俳優・樋口幸平(25)との出会いだった。魂を削り合うような競演は、2人に何をもたらしたのか。その化学反応の裏側を語った。(トピクル取材班)

ショートドラマ「こころ」についてインタビューに応じた草川拓弥
草川が演じる「私」と、樋口が演じる親友「彼」。2人の間には、嫉妬、憧れ、そして言葉にならない愛情が渦巻く。濃密な関係性を築く上で、相手役の存在は絶対的だった。
「以前、違う作品で共演した時は、正直あまりコミュニケーションを取れなかったんです」。しかし、本作での再会は運命的だった。「この作品でしっかりと関わらせていただいて、ものすごくいい化学反応を起こせたんじゃないかなと思います」。
撮影期間は約3日間。あまりに短い時間の中で、2人は急速に距離を近づけていった。「お互いがそれぞれ、この期間中すごくしんどかったし苦しかった」。重いテーマを背負い、互いの感情をぶつけ合う日々。その中で生まれた絆は、役を超えた確かなものだった。「本当に、樋口さんじゃなかったら『私』も生まれなかったんじゃないか」。その言葉は、共に戦い抜いた盟友への絶大な信頼の証だった。

ショートドラマ「こころ」についてインタビューに応じた草川拓弥
現場での樋口の姿は、草川の心を強く揺さぶった。「魂を削っていた。その姿を一番近くで見る僕も心が動いた」。カメラが回っていない時、樋口は自らの内面に深く潜り込んでいたという。「魂はあるんだけど、どこにあるんだろうという感じで、ぼーっとずっと自分の中に入り込んでいる。今、僕が声をかけるタイミングではないな、と」。互いの集中を尊重し、芝居が始まった瞬間にすべてを爆発させる。それは静かで強い信頼関係がなければ成り立たない空間だった。
もちろん、現場は張り詰めた空気ばかりではなかった。「撮影の中でカレーを手で食べるシーンがあって、お皿にご飯とナンが入っていた。樋口さんは食べやすいナンを食べていました」と笑顔を見せる。対する自身は、「果敢に米を攻めて、いい意味で雑に食べたんです」と撮影の一端を明かす。重厚な物語とは裏腹の、微笑ましいエピソードだ。
海辺でボール遊びをするシーンは、ほとんどがアドリブだったという。2人が見せた束の間の笑顔。現場では、「拓弥君」「幸平」と呼び合っていたという、草川と樋口が過ごした時間からにじみ出た、本物の輝きだった。

ショートドラマ「こころ」についてインタビューに応じた草川拓弥
この作品を通じて、2人の絆はさらに深まった。「樋口さんにとっても、大事で大切な作品になって、『芝居の向き合い方が変わった』って言ってくれたのが、すごく印象的で嬉しかったです」。互いに高め合った経験は、双方にとってかけがえのない財産となった。
俳優として大きな分岐点となった草川。樋口との出会いは、内なる「青い炎」に新たな燃料を投下した。これからどんな複雑で魅力的な人物像を見せてくれるのか。その未来から、目が離せない。
【ヘアメイク】Rina Ohara 【スタイリスト】Rina Maruo 【撮影】キムアルム
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