松本人志「死ぬかと思った」大腸がんだった 腫瘍切除手術受け退院 今春体調不良…血便止まらず病院へ

ダウンタウンの松本人志が17日、大腸腫瘍切除手術を受けていたことを公表した。独自の配信サービス「DOWNTOWN+(ダウンタウンプラス)」の生配信で明らかにした。手術に至るまでの症状を明かし、ストーマ(人工肛門)を造設したことも報告。手術後、体調に問題はなく、活動は継続するという。

松本人志(C)DOWNTOWN+

「緊急生配信」と銘打たれた冒頭。松本が自らの病状を語り始めた。「血便が止まれへんと言ってたでしょ。あの後、病院に行ったら、めちゃくちゃがんやってん」と笑いながら腫瘍が見つかった際の状況を説明。「めちゃめちゃ手術して大変やったよ!俺、死ぬかと思ったよ。ボケェ。大変やがな」と、松本らしい軽妙な語りで腫瘍切除を振り返った。所属する吉本興業の公式サイトによると「今春、体に異変を感じ、医療機関を受診したところ大腸に腫瘍が発見された」という。

また、松本は「横っ腹から今、腸が飛び出ているんですよ」と現状を報告。ストーマを造設したことも明かした。医師で医療ジャーナリストの森田豊氏によると、手術で縫合した腸が十分に治るまで「一時的に造設している可能性がある」という。松本は「世の中にはたくさんストーマをつけている人がいるから、もっと知ってもらいたい」と理解も求めた。

飛び出た腸については「梅干しみたい。腸って真っ赤やねん」とユーモアを交えて表現した。その上で「腸飛び出てから面白くなくなったなとか思わんといて。腸飛び出たら才能が引き下がるとは思わんけど、そこは考慮してな」とし、「腸漫談も完成させたい」と笑いに変えた。

術後の体調に問題なく、仕事は続けるという。この時点で公表した理由を「(がんを)隠したくなかったし、どんどん知ってもらった方がいい。(再手術などで)数週間休む時に“なぜ松本は休んでいるのか”となるのも申し訳ない。シリアスになるのが嫌で、ちゃんと自分で言おうと思った」と説明。穏やかな表情で「がんになりやすい体になってしまったことは認めないといけない。今まで以上にやることをやるしかない」と前を向いた。

重い話題の中でも芸人らしく一貫して明るく振る舞った。筋トレも再開した。今後は体調を整え、腸を元の位置に戻す手術も行う。「腸飛び出たままの芸人は前代未聞。この前代未聞を俺はプラスに考えているところがある。誰もやっていないことをやろうということ」と笑いへの意欲は衰えていない。

18日に行われる「DOWNTOWN+」の「お笑い帝国大学(OIU)」生配信には予定通り出演。8月1日には青森県での生配信も控えている。

▽大腸がん 罹患(りかん)率の高さでは男性は前立腺がん、女性は乳がんに続きともに2位。特に男性は罹患しやすく40代以降から年々上昇する。1年間の罹患者数は約15万人。死亡者数では女性のがんの中で1位となっている。

背景には食の欧米化や肉類摂取の増加がある。喫煙や飲酒、肥満などの生活習慣が主なリスク因子。逆に野菜や食物繊維は予防効果が高い。森田氏は「血便などは典型的な症状。治療は抗がん剤や手術で、早期のうちに適切な治療を受ければ、多くの場合は完治が見込める」と述べた。

「早期発見が鍵」とも。40歳以上は検便や大腸カメラなどの検査が推奨される。早期であれば内視鏡手術、最近では腹腔(ふくくう)鏡手術も行われる。「手術後は予後がいい病気」だという。

この記事のフォト(1枚)

  • 松本人志(C)DOWNTOWN+

関連記事

お気に入り記事一覧

お気に入りがありません。

プレゼント