すとぷり莉犬 日本武道館で6年ぶりワンマンライブが大盛況!「いつかはドームのステージに」

2.5次元アイドルグループすとぷりの莉犬が23日、東京・日本武道館で6年ぶりのソロライブを行った。21日と続けて2日間3公演。全て満員札止めの大盛況だった。

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日本武道館でワンマンライブをしたすとぷりの莉犬

タイトルは「言ノ葉ワンダーランド LIVE in 日本武道館」。序盤は「不思議の国のアリス」のような世界観をステージ上に展開。キュートな振り付けと美声で“かわいい”莉犬を思う存分に披露した。中盤に入ると、すとぷりの盟友るぅとがゲスト出演。デュエットで3曲を歌い、ファンを大喜びさせた。

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日本武道館でワンマンライブを行ったすとぷりの莉犬(左)とゲスト出演したるぅと

一転、ステージ上をモノトーンのシリアスな雰囲気に転換させると、自らの半生を歌った「Since1998.」を「今回のために自前で買って、練習を積んできました」と明かした、初のエレキギター演奏で熱唱。力強く前に進むメッセージソング「光」を続けると、客席のファンの多くは、涙しながら赤いペンライトを振り返した。クライマックスは、人気曲のメドレーから、代表曲「よくできました」、13日に発売した最新ソロアルバム「言ノ葉ワンダーランド」の収録曲「Kizuna」で本編を締めた。

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日本武道館でワンマンライブをしたすとぷりの莉犬。初のエレキギターソロにも挑戦

アンコールでは「6年ぶりのワンマンライブ。これは当たり前じゃなくて、(日々の)動画を見てくれたり、オレを好きになってくれて、会いたいって思ってくれて、そんな積み重ねで今があります。ときには辛いこと、苦しいことがあるけれど、君がいるからこれから先もがんばっていける。これからも一緒に思い出を作っていきます」と感謝した。ラストは「君の方が好きだけど」。今や222万人のチャンネル登録者数を誇る莉犬の公式YouTubeチャンネルで、6年前に節目の100本目の動画としてミュージックビデオ(MV)を公開していた思い出の曲をフィナーレとした。

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ピースサインするすとぷりの莉犬

ライブ後に取材に応じた莉犬は「リスナーさん(ファン)が喜ぶことを全部詰め込みたくて、初めて自分で演出にも関わらせていただきました。みんなが喜んでくれていて、本当にうれしかったです」。初めてのギター挑戦については「ゼロからの挑戦だって出来るんだよってことを、ファンの方々に届けたくって、赤いギターを買って、ゼロから練習してきました。緊張で手が震えていました」と、笑いながら明かした。

ステージについては「6年前は歌を届けるステージでしたけど、今回は物語を通して莉犬そのものを届けられるようにと、ミュージカルのようにしました。演出に携われるようになったこと、パフォーマンス全体も、6年前からの成長を自分でも実感できました」と納得した表情で振り返った。中でも傑出していたのは、ダンスパフォーマンス。「もともとダンスはやったことがなくて、すとぷりに入ってからも得意じゃなかったんです。でも、小さな振り付けだけでも、いつもお客さんが歓声を上げてくれるので、もっと喜ばせたいって思って、コツコツ練習を積んできました」。全24曲を通して、踊りながら歌い切った充実感は、半端なかった。

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日本武道館でパフォーマンスするすとぷりの莉犬

今後は、9月にさとみが、来年1月にころん、同年2月にるぅとがワンマンライブを行う。「1番手として勢いをつけたいと思っていたのですが、見に来てくれたころんくんが『ハードル上がっちゃったよー。オレもがんばらなきゃ』って言ってくれて、うれしかったです」。すとぷりメンバーが、個々でもアーティストとして飛躍する第一歩といえるライブになった。

約10年前。高校を卒業したころ、まだ何者でもなかった莉犬は、ある海外アーティストの日本武道館公演のグッズ販売のアルバイトをしていたという。「当時、夢のように見えた武道館のステージでワンマンライブができたことは、特別でした」。こうなると、この先の新たな夢も見えてくる。「いつかはすとぷりで立ったドームのステージも」と、照れくさそうに言った。確かな手応えをつかんだ夏になった。

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