NCT<ライブリポート①>「帰る時は『Baggy Jeans』の踊り方で」
NCT初のスタジアムライブツアー「NCT STADIUM LIVE ‘NCT NATION : To The World-in JAPAN’」が17日、東京・味の素スタジアムで千秋楽を迎えた。全4公演で22万人を動員、NCT史上最大規模のイベントに日本全国のNCTzen(ファンネーム:エヌシティズン。以下シズニ)が駆けつけた。4時間で41曲を熱唱。そのライブの詳細リポート①をお届けします!

グループ公演を行った「NCT」 (左から)「NCT 127」マーク、ジェヒョン、ジョンウ、テヨン、ヘチャン、ユウタ、ジャニー、ドヨン
オープニングアクトは、日本テレビのプレデビューリアリティー番組「NCT Universe:LASTART」に出演中のNCT NEW TEAMが登場し「Hands Up」を歌った。リーダーのシオンは「NCTの一員として舞台に立てる日を楽しみにしています。早く正式デビューしてTo The World!とあいさつできるように一生懸命頑張ります」。彼らは10月8日から初の全国ツアーが決定しており注目が高まっている。
オープニング映像の後、メンバー19人がステージに勢ぞろい。ソロカットがスクリーンに映されるたびに大きな歓声が上がった。幕開けは「The 7th Sence」。16年にリリースされたNCTの始まりの曲だ。重みのあるヒップホップビートが会場全体に浸透していく。
続けてNCT127「Limitless」、WayV「Take Off」、NCT DREAM「BOOM」とそれぞれが自己紹介をするようにチームごとの世界観を見せる。19人が再び集合すると「Black on Black」で〝特別なのは誰だ?〟という歌詞の問いかけに〝俺たちだ〟という強いアンサーをパフォーマンスで返し、最初のセクションを締めくくった。この曲はNCTの指針を示したメッセージ性はもちろん、全員が参加した初の楽曲。大所帯で見せるフォーメーションの美しさが見どころだ。

グループ公演を行った「NCT」(左から)「WayV」ヤンヤン、ヘンドリー、テン、クン、シャオジュン、ウィンウィン
次はメンバーの組み合わせが変わるNCT Uのステージ。ジェヒョン、ユウタ、ジェミン、チョンロ、ウィンウィンの「Interlude:Oasis」、疾走感のある「WITHOUT YOU」ではジェヒョン、ドヨン、クンがスタンドマイクで熱唱した。「Round&Round」ではジェヒョンとシャオジュン、ヘチャンとテンがそれぞれステージサイドで歌唱。シャオジュンは3段階に上がっていく見事な高音を響かせ、シズニをうっとりさせた。
「Know Now」では、ジャニーとドヨン、マークとロンジュンがそれぞれ左右のトロッコに乗ってサブステージへ移動。メインステージではジェミンとヤンヤン、ジェノが盛り上げる。悠々とリズムをとりながら楽しそうに客席を眺めるマークにロンジュンが肩を組んでギュッと抱きつく姿に黄色い歓声が飛ぶ。
ジェヒョン、ドヨン、ヘチャンによる「Coming Home」ではドヨンの高音シャウトが心地よく、バラード「My Everything」はロンジュンとシャオジュンが優しい歌声を響かせる。そこへドヨンが加わり3人で「Good Night」を披露。ロンジュンは〝チャルジャヨ、ネサラン(おやすみ、僕の愛)〟のパートで両手で指ハートを作り、かわいい笑顔を見せた。
ドヨン、ロンジュン、ヘチャン、ユウタ、チョンロ、クンのハーモニーが美しい「From Home」は韓国語、日本語、中国語の歌詞が混在する楽曲だ。最後にユウタが「みんなありがとう!」と言うと、ペンライトの色はオレンジ色に変わり、大きな夕日に包まれているような光景がみられた。
ソロとチームごとのユニットのパートを終えると、テヨンらのラップチームによる「New Axis」から再びNCT Uの時間へ。「The BAT」では、ジョンウとユウタの絡みやジャニーのセクシーさに負けず、チソンも少年から成長した大人の雰囲気で歌唱した。ジャニー、ユウタ、チソンらの「Faded In My Last Song」は、チソンのダークな低音ラップとロンジュン&ヘチャンの優しい高音のボーカルとの対比が素晴らしい。
「OK!」では、テン、ユウタ、ヤンヤン、テヨンとヘンドリー、マーク、ジェノがそれぞれトロッコで移動してサブステでパフォーマンス。テンポが変わり「PADO」は右サブステにテヨン、ジャニー、シャオジュン、ヘチャン。左サブステにマーク、ヘンドリー、ジェヒョンがそれぞれそろったダンスで盛り上げた。
ヤンヤン、ヘンドリー、ジェノ、テヨン、マーク、ジャニーの個性豊かなラッパーたちが織りなす「Misfit」は、マークの高速ラップや、サングラスをかけたヤンチャなテヨンとジャニーが盛り上げて会場のテンションはMAXとなった。ここからは怒とうのラストスパート。バギージーンズを履いたテヨン、ジェヒョン、ドヨン、マーク、テンが中毒性のある「Baggy Jeans」で大胆かつ繊細なダンスを披露する。ジェヒョンが「『Baggy Jeans』を踊っているシズニを見ました!凄い上手ですね」と褒めると、テンは「今日帰る時は『Baggy Jeans』の踊り方で帰ってね(笑い)」と冗談で会場を盛り上げた。
「SMTOWN LIVE」でもおなじみの「Baby Don’t stop」と最新アルバム収録の「Call D」で抜群のコンビネーションを見せたテヨン&テン。NCTのダンスを引っ張る2人ゆえの余裕たっぷりのステージだ。

グループ公演を行った「NCT」 (左から)ウィンウィン、チョンロ、ヘチャン、ジョンウ、ジャニー、ジェヒョン、クン、テヨン、マーク、ジェミン、ドヨン、ユウタ、テン、ジェノ、チソン
ジョンウ、ドヨン、マーク、ジェミン、ジェノ、シャオジュン、ヤンヤン、ヘチャンの「Universe(Let’s Play Ball)」に続いて、テヨン、ジョンウ、ドヨン、マーク、ジェヒョン、ウィンウィンの「BOSS」でNCT Uのステージが終了。最後は再びメンバーが集結して「RESONANCE」が始まった。真っ赤なスクリーンを背景にマークが1人で叫ぶ歌詞に会場が沸く。NCTの楽曲がリミックスされた構成のため、曲調とメンバーが次々と変わる。一瞬たりとも目が離せないラストにふさわしいパフォーマンスだった。
アンコールでは左右のトロッコに分かれてフリスビーを投げたりファンサをしながら「Beautiful」「Golden Age」を歌唱。ペンライトの光でライムグリーンに染まった客席に真っ赤なハートが描かれる中、温かい雰囲気で幕を閉じた。
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