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2024年02月26日 17時58分

HYBE 韓国エンタメ企業初の2兆ウォン超え BTS、SEVENTEENらけん引

HYBEのロゴ

BTSやSEVENTEENらが所属するHYBEが26日、2023年の連結決算で売上高2兆1781億ウォン(約2463億円)、営業利益2,958億ウォン(約334億円)をそれぞれ記録したと発表した。韓国のエンターテインメント企業として、初めて年間売上2兆ウォンを突破した。

前年比で売上は22.6%増、営業利益は24.9%増となり、売上高・営業利益ともに過去最高を更新。直近3年間の年平均成長率(CAGR)は売上31.7%、営業利益24.7%となった。

BTSメンバーたちの目覚ましい活躍とK-POPアーティストのアルバムセールス新記録を樹立したSEVENTEENが実績をけん引。また、デビュー2年目で歴代級の成績を記録したNewJeansや、本格的なワールドツアーに乗り出したLE SSERAFIMも成長に拍車をかけた。

HYBE LABELSアーティストは23年、前年比2倍増となる4360万枚(サークルチャート基準)のアルバムを販売し、サークルチャートシェア(チャート入りアルバム基準)は38%。アーティスト別では、SEVENTEENが累計1600万枚を記録し、自らが打ち立てたK-POPアルバム販売数の新記録を再度更新。BTSメンバーのソロアルバムも世界で870万枚販売され、グローバルな影響力を証明した。ほかにTOMORROW X TOGETHER(650万枚)やNewJeans(426万枚)、ENHYPEN(388万枚)らのアルバムも人気を集めた。
ストリーミング実績においても成長を見せた。「Seven」、「3D」、「Standing Next to You」でビルボードHOT 100を飾ったJUNG KOOK、韓国国内の年間ストリーミングチャートで1位と2位を同時に獲得し、ビルボードHOT 100でも5曲がチャートインしたNewJeans、「Perfect Night」で年末にビルボードチャート逆走の快挙を成し遂げたLE SSERAFIMらが成果を上げた。北米では、HYBE AMERICAのカントリーミュージック専門レーベルのBig Machine Label Group(BMLG)とHIPHOP専門レーベルQC Music所属のアーティストたちが、堅調なストリーミング実績を記録。結果、23年はHYBEの音源売上額が3000億ウォン(約339億円)を記録し、前年対比で約80%の成長を遂げた。
この二つの実績で、HYBEの23年のアルバム・音源売上額は1兆ウォンに迫る9700億ウォン(約110億円)と集計。コロナ禍を経て、公演部門の売上も前年の2582億ウォンから3591億ウォン(約406億円)へと約40%増加。公演を行ったアーティスト数も前年の4組から7組へ、全体の公演数は78回から125回へとそれぞれ増えた。BTS SUGA、SEVENTEENのツアー、TOMORROW X TOGETHERとENHYPENの初めての北米スタジアム、日本ドームツアー、LE SSERAFIM初のワールドツアーなどの成果が実績に反映されている。
グローバルファンコミュニティプラットフォーム「Weverse」の月間アクティブユーザー数(MAU)は、国内外のアーティストの継続的な加入で1000万人台を安定的に維持。23年末時点でWeverseに開設されたアーティストコミュニティ数は122となり、前年同期から72%増加。アーティストたちのWeverse LIVEも、前年900回から1400回以上へと躍進した。

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