iKONこん身ライブリポート!「iKONICがいるから僕たちがいる」、ワールドツアー東京公演終了、新たなステージへ飛び立つ(写真11枚掲載)
韓国の6人組ボーイズグループiKONが26、27日に「iKON WORLD TOUR [TAKE OFF]」を東京ガーデンシアターで開催した。計25曲におよんだコンサートでは、彼らの歌を彩るようにiKONIC(ファンの総称)の大きな掛け声が会場に響き渡った。
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バンドとバックダンサーを携え勢いのあるパフォーマンスで圧倒(撮影:上飯坂一)
メインステージの奥からポップアップで現れると、ノリのいいヒップホップナンバー「Tantara」で幕を開けた。「TOKYO!MAKE SOME NOISE!!」とBOBBYが叫ぶと、ダンスブレイクで一気にステージが盛り上がる。生バンドの迫力あるサウンドと共に、iKONとiKONICのテンションも急上昇だ。
JAY「2023年『iKON WORLD TOUR [TAKE OFF]』にようこそ。あいさつしましょう。Get Ready?」
iKON&iKONIC「SHOW TIME!」
JAY「こんばんはみなさん、iKONです!」
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ギターをかき鳴らしながら「WANT YOU BACK」を歌うJU-NE(撮影:上飯坂一)
JU-NE「みなさんめっちゃ久しぶりです!僕はJU-NEです。たくさん来てくれて本当にありがとうございます。KONBAT(iKONのペンライトの名称)の色が本当に素敵ですね。今日は楽しい時間をいっぱい作りましょう!」
BOBBY「おーっ、久しぶりやなー。ありがとうございます、みなさん、助かります、いつも。BOBBYです」
SONG「お久しぶりですー!僕はユニョン(SONGの本名)です。今日は最後まで一緒に楽しんでください」
JAY「会いたかったよ、みんな!iKONのジナン(JAYの本名)です。今日は最後まで全力でいきたいと思います」
CHAN「iKONICのみんな元気でしたかー?iKONの末っ子CHANです!今日もよろしくお願いします」
DK「久しぶりです。ドンちゃんだよー。本当に会いたかったです!」
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iKONICと一緒に盛り上がるiKONメンバーたち。左からBOBBY、DK、JAY、SONG、CHAN、JU-NE(撮影:上飯坂一)
「RHYTHM TA」のイントロが流れた途端にiKONICの「リズムタ!」との掛け声が響き渡る。「BLING BLING」と続き、自然と体が動いてしまうノリのいい楽曲が並んだ。
JAYが「熱気がすごいですね」と客席を見渡すと、SONGは「僕は本当に頑張りましたよ」と、ソールが剥がれてしまった靴を見せて笑わせる。
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ソロコーナーのトップバッターはiKONの長男JAY。会場の全iKONICがその歌声に聞き惚れた(撮影:上飯坂一)
いきなりJU-NEが「僕、昨日結婚しました!」と爆弾発言をぶっ放したが、実はこれ自身が出演するドラマ「ボラ!デボラ」のお話。CHANが「ここでも結婚しようって言って?」とかわいくリクエストすると、JU-NEはマイクを花に見立ててひざまづき「結婚しよう!」とプロポーズ。会場は黄色い歓声に包まれた。
BOBBYが今年、所属事務所を移籍した話を持ち出し「143エンタテインメントはどうですか?」と振ると、DKは「新しいKONBATも作ったし、こんなにいいワールドツアーを作ったり、俺たちの新しいアルバムを作ったり。ありがとうございます」と感謝した。
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iKONの着火剤BOBBY。満席の会場を見渡してはニコニコと終始ご機嫌(撮影:上飯坂一)
日本のソロファンクラブがオープンしたJAYに対し、JUーNEはMCのカンペを見ながら「僕も入っていい?ジナンのこともっと知りたいな!」と棒読みのセリフに会場は大爆笑。さらに「実は十分知ってますよ。僕はジナンさんが居酒屋に行ったら何を頼むのかも知ってますよ」と続け、ファンを笑わせた。
会場がほっこりしたところで代表曲「LOVE SENARIO」日本語バージョンをiKONICと大合唱し、昨年リリースした「BUT YOU」と最新曲「U」を披露した。
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盛り上げ方を完璧に理解しているiKON。ノリのいい楽曲の応酬に会場は大盛り上がり(撮影:上飯坂一)
メンバーが去り、ステージに残ったBOBBYとCHAN。ソロパート前の繋ぎでトークを始めると、CHANが「僕たちもうすぐ30代ですよ?休み時間が必要だよ」とフロアにちょこんと座り、iKONICにも着席を促した。
BOBBY「何をやればいいかな」
CHAN「ゲームをやります!僕たちが胸キュンセリフを言って反応が大きい人が勝つゲームです」とゲームをすることに。
早速、CHANが「今日コンサート終わったら僕とラーメン食べて行く?」と投げキッス。
BOBBYはセンターステージに出てくると「君が大好きです。一生ついてこい!助けてくれよ!」と土下座しそうな勢いで頭を下げて笑いを誘う。より大きな歓声をもらったBOBBYが勝者となった。
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末っ子CHANにはいつでもiKONICたちからの「かわいい!」の声が飛んでいた(撮影:上飯坂一)
次のステージに立つ予定のJAYがなかなかステージに出てこず、話を引き延ばす2人。
BOBBY「ジナンさんがまだ準備できてないから…最近見てるアニメは?」
CHAN「今日も見たよ?『僕のヒーローアカデミア』『鬼滅の刃』も『地獄楽』も!」
BOBBY「『地獄楽』おもしろい!」
会話が続かずCHANが「ジナンヒョン(兄さん)助けて~、もう無理です~」と懇願すると、すでにステージ脇でスタンバイして2人の様子を眺めていたJAYがモニターに映し出され一同爆笑。BOBBYとCHANは「ありがとうー!」とちょこちょこ走りながら舞台をはけていった。
ソロパートは、JAYによるRihannaのカバー「Love on the brain」からスタートした。スモークが幻想的なムードを醸し出すセンターステージで、澄んだ歌声をじっくりと聴かせた。
続くDKは自身が制作したソロ楽曲「Kiss Me」を披露。黒のベストとパンツに光沢のあるシャツをまとい、後半ではネクタイを外し、ベストを投げ捨て大人の色気を放っていた。ダンスの振り付けも自身で担当したという。JU-NEもまた自作曲「WANT YOU BACK」をエレキギターの弾き語り。明るくポジティブな恋愛ソングだ。
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自作曲「Kiss Me」で見せたDKのセクシーなパフォーマンスに釘付け(撮影:上飯坂一)
そこで場の雰囲気を一変させたのがSONGだ。韓国の演歌「トロット」のメロディーで登場。ギラギラに輝く赤のジャケットを着用し、ミラーボールの映像を背景に「ウラチャチャ」を披露した。トロットならではのリズミカルさとレトロダンスの振り付けが楽しくて、ついつい笑ってしまう。
長めのインタビューVCRを挟み、アコースティックでしっとりとした「Why Why Why + Like a movie」のステージへ。歌のバトンを繋ぐように1人ずつスポットライトが当たっていく。2曲とも美しいメロディーラインとエモい展開が魅力的で、iKONの世界観に浸るiKONICたちの姿が見られた。
JU-NEのソロステージについて、JAYが「今日もライブやばかったよ!」とベタ褒めすると、JU-NEは「ギターを弾きながら歌ってるけど、ギターの音は出てないんですよ」とネタ明かし。
BOBBYが「(バンドメンバーに)ギター貸してもらってよ!」とリクエストし、ギターを手に取ったJU-NEが「WANT YOU BACK」をリアルに音を出しながら弾き語り。これにはiKONICから大きな拍手が巻き起こった。
そして「ドンちゃん(DK)もやばかったよ!」というJAYの声をきっかけに、DKから順にメンバーが「Kiss Me」のポイントダンスをセクシーに踊り、黄色い声が飛び交った。
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センターステージからさらに前へ出てファンサしたり、アリーナにも下りてファンと交流(撮影:上飯坂一)
ステージは、日本語バージョンで「WHAT’S WRONG」「DUMB&DUMBER」「B-DAY」と盛り上がる怒とうのセットリスト。レーザーとKONBATの色が連動して会場は華やかな色に溢れる。iKONICは「DUMB&DUMBER」の歌詞のように、メンバーたちと「足がフラフラ」になるまでジャンプ、クラブと化した会場のムードは最高潮となった。
充実のライブにJU-NEは「日本のファンの皆さんと一緒に歌ったり踊ったり、癒される時間でした。愛してると言っても過言ではないですね」と感謝。
DK「2階、3階、アンニョーン!本当に本当に会いたかったですよ。たくさん来てくれてありがとうございます。以上ドンちゃんでした!」
JAY「いつもみなさんがいるから僕たちもいるし、僕たち6人で1人も抜けずにいることができたと思います。本当に感謝しています」
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靴底が剥がれるほど激しく踊ったSONGはトロット「ウラチャチャ」を披露(撮影:上飯坂一)
SONG「今日、本当にあっという間でしたね。忘れずに来てくださった皆さん、本当にありがとうございます。これからも頑張るアイコンになりますので応援よろしくお願いします」
CHAN「僕も本当に楽しかったよ。僕たちの事務所は変わったんですけど、たくさん愛をもらって僕は幸せな人です」
BOBBY「メンバーたちが俺の心から言いたいことを全部言ってくれて…。いつも僕が”助かります”って言うじゃないですか。それは冗談じゃないんです。俺たちの大変な現実から皆さんがいつも助けてくれています。助かります。みなさんがいらっしゃって本当に幸せです。ずっと助けてくださいね」
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アンコールでは会場のiKONICと一緒に記念撮影(撮影:上飯坂一)
ラストは「B-DAY」「RHYTHM TA」「LOVE SENARIO」など、人気曲をおかわりパフォーマンス。途中メンバーが1人ずつアリーナに降りてファンサービスする場面もあり、DKにハグされる幸せなiKONICもいた。
盛り上がりすぎてJAYのズボンが破れるハプニングがあり、場繋ぎにメンバー全員でSONGのソロ曲「ウラチャチャ」を歌うというサプライズも。エンディングはコンサートの冒頭を飾った「Tantara」で締めた。
iKONの「iKON WORLD TOUR [TAKE OFF]」日本公演は、7月8、9日に大阪・丸善インテックスアリーナでも開催される。
【取材後記】
iKONのライブはとにかく楽しい。思わず踊りたくなるノリの良さ、覚えやすく印象的なサビのメロディー、ダイナミックなヒップホップから、しっとりと聴かせるミディアム曲まで表現の幅も広い。iKONの曲が韓国でも広く大衆に知られているのは、メンバー自身が制作に携わっている楽曲のクオリティーの高さが挙げられる。そしてデビュー8周年を迎えるiKONだからこその余裕、ライブパフォーマンスの実力は、実際に目にしてみると誰もがファンになるほど魅力的だ。iKONのライブ未経験の人はぜひ、彼らの音楽の力を生で感じてほしい。
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