【ききみみ】INI・佐野雄大の止まらない進化 話題の「レミフラ」から4年…ダンスはもう“初心者”じゃない

佐野雄大
INIが6月25日に発売する3枚目のアルバム「THE ORIGIN」から、タイトル曲「DOMINANCE」のMVティーザーが26日までに公開された。ヒップホップ調のサウンドで、新たなダンスナンバーになりそうな雰囲気。わずか20数秒の映像でもオーディション番組出演時の姿は見る影もなく、メンバーそれぞれが自信に満ちあふれた顔つき。白い衣装にデニムのシンプルな衣装だったが、アーティストとしてのオーラに圧倒された。
INIは21年11月にサバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」(日プ2)からデビューした。ファイナルの結果を受けて、メンバーの一部に対して視聴者からは賛否の声も上がった。その1人が佐野雄大だ。メンバーの中では唯一、最低ランクのFクラス出身。ダンスと歌ともに初心者として番組に挑戦し、ひたむきに練習に打ち込んだが、その腕前は、他のメンバーたちと大きな開きがあった。
最も印象的なのが、番組開始時に公開されたテーマ曲「Let Me Fly ~その未来へ~」の推しカメラ(チッケム)だ。笑顔を振りまきながら必死に体を動かす姿。それが視聴者の心を動かし、話題を呼んだ。Youtubeでは日プ2の練習生の中ではINIのリーダー・木村柾哉に次いで2番目に再生数の多い165万回を記録。照れ笑いしながら頭をポリポリとかくサムネイルが人柄をよく表している。関係者は、そんな佐野の魅力について「明るくかわいげがあり、今ではグループのムードメーカー。その場の雰囲気を和らげている」と語る。当時はその愛嬌(あいきょう)で「国民プロデューサー」(国プ)の心をつかんだ。
デビュー後は見違えるほど実力を身につけていった。デビュー曲「Rocketeer」に始まり、「Brighter」「We Are」「CALL 119」と、MVが公開されるにつれて、ダンスシーンで佐野の姿を見つけることが難しくなった。一糸乱れぬ振りでグループ一体となって踊りを披露。あれほどまでに開いていたメンバーとの技量の差が、なくなっていたからだ。
あの日、デビューメンバーとして最終順位を発表された佐野は、大粒の涙を流して「自分、何にもできないんですけど、諦めずに努力したら夢はかなうって、自分がデビューして証明したいっていう思いで今までやってきた」と語り「温かく見守ってくださりありがとうございました」と深く頭を下げた。デビューして国プの手を離れた後も、理想のアイドル像に向かってひたすらスキルを磨いたことは言うまでもない。ダンスで輝かしい経歴を持つメンバーたちと引けを取らずに溶け込むまで、血のにじむ努力があったことが想像できた。
新曲「DOMINANCE」では、どんな新しい一面が見られるだろうか。佐野のさらなる進化に期待が高まるばかりだ。(井利 萌弥)
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