JO1 世界平和に祈りを込めて 與那城奨がスピーチ「僕らは音楽で希望与えたい」ピースボード客船でパフォーマンス

「Time For Peace」に参加したJO1©PEACE BOAT

JO1が10日、国際NGOピースボートの使用客船「パシフィック・ワールド号」(7万8000トン)船上で行われたレセプション「Time For Peace」にゲスト参加し、パフォーマンスを披露した。

被ばく体験者の田中熙巳さんから体験談を聞くJO1©PEACE BOAT

本レセプションは大阪・関西万博の「平和と人権テーマウィーク」にあわせ、国連パビリオンと国際NGOピースボートが共催。戦後80年を迎え、世界の平和を改めて希求する取り組みの一つだ。ピースボート創設時の理念である「過去の戦争を見つめ、未来の平和をつくる」を改めて掲げ、今も戦禍を生きるたくさんの人たちがいることに目を向けている。JO1は3月にワールドツアーで米ニューヨークを訪れた際に、国際連合本部を訪問。これがきっかけとなり、レセプションに招待された。

「Time For Peace」でパフォーマンスを披露するJO1©PEACE BOAT

リーダーの與那城奨は英語でスピーチ。「僕は沖縄で生まれ育ちました。今日ここで話をするにあたって“何”を“どの立場”で話すのかすごく悩みました」と自分のルーツを正直に吐露。それを踏まえたうえで「僕らができることは、音楽とパフォーマンスで元気や希望を与えることです」と、葛藤を抱えながらも信じることをやり遂げる現在の思いを力強く語った。

「Time For Peace」でパフォーマンスを披露するJO1©PEACE BOAT

レセプションの大トリとしてのパフォーマンスでは、大ヒットナンバー「BE CLASSIC(English ver.)」をいきなり披露。客船が停泊していたのが大阪港だったので、大阪出身の金城碧海が海外の観客に、誰でも使える大阪弁「なんでやねん」を伝授。トークでも客席を沸かせた。パフォーマンスのラストはフランス語で「よい旅を!」の意味を持つ「Bon Voyage」で締めくくった。

「Time For Peace」でパフォーマンスを披露するJO1©PEACE BOAT

メンバーたちはノーベル平和賞洋上特別展「A Message to Humanity」の内覧も行った。被ばく体験者で核兵器廃絶を訴える田中熙巳さんからは世界での活動状況を聞き、川尻蓮は「“原爆”という言葉を海外の方は知らないことが多いと、今回初めて知りました。僕たちは小学生の頃から耳にする言葉なので、驚きました。だからこそ、より外の方たちに、こうした出来事があったことを伝えていくことが大切だと思います。そして、若い世代に語り継いでいかなければならないと感じました」と真剣な表情で話していた。

英語でスピーチする與那城奨©PEACE BOAT

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