オーディション落選組7人で結成「Maison B」が狙う〝Aクラス〟 合格組INIへのライバル心が原動力

ポーズを決めるMaison B(左から)LYU、RICK、HIKARU、REIJI、MASATO、TECO、SHOYA
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Bクラスからの下克上を目指すボーイズグループがいる。大型オーディション番組で落選した7人で結成した「Maison B(メゾンビー)」。2月にミニアルバム「Foundations」でデビューし、ブレークを目指している。

7人は2021年に開催されたオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」シーズン2に練習生として参加。デビューを目指したが、全員が落選した。ここで合格した11人は「INI」として同年11月にデビュー。既にアリーナツアーを成功させるなど高い人気を誇る。

INIより1年3カ月遅れでデビューにこぎつけたMaison B

落選した7人は翌22年夏にテレビ番組の企画で再結集。人気ラッパーのKEN THE 390のプロデュースで、新たなグループとして始動した。SHOYAは「見せ物みたいな挫折をしたので、良い意味で恥を全部さらけ出せた。失うモノもないので、逆に自分の願望のままに行動できた」。RICKも「もう1回この場に立つ。みんな覚悟して競争の世界に飛び込んでいます」と力を込める。歌、ラップ、ダンスなどのスキルを磨き、INIから遅れること1年3カ月でようやくデビューにこぎ着けた。

持ち味はヒップホップ性の高さだ。KEN THE 390が授けた曲はラップが主体。REIJIは「本格的なラップビートの曲もあって新鮮」とし、TECOは「天国みたいな曲から地獄の底のような歌まで。表現の振り幅をぜひ見てほしい」とアピールする。ボーイズグループの群雄割拠の時代に違いを見せていく。

歌、ラップ、ダンス・・・ヒップホップ性の高さを武器に〝Aクラス〟を目指す

INIの活躍ぶりはもちろん7人とも痛切に肌で感じている。HIKARUは「シンプルに悔しかった。アルバイト中にテレビに写る彼らを見て、埋められない差を感じた」と正直に語る。LYUは「落ちたのは自分の実力不足。悔しい気持ちがあったからこそ、ここに進めたと思う」と、それぞれが頂点を目指すための原動力にしている。

グループ名の「Maison B」には、現状をブレーク(BREAK)するB、Aクラスに対するBクラス、といった意味が込められている。MASATOは「オーディションの時は顔見知りで表だけの関係だったけど、今はより深いところで仲良くなり、自信が付いた」と熱く語る。SHOYAは「パフォーマンスを見てもらえれば、好きになってもらえる自信はある。ボーイズグループが出る番組やライブに必ず呼ばれるグループになりたい」。Aクラスを目指しての活動は、まだ始まったばかりだ。

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