THE RAMPAGE武知海青 大技繰り出しプロレスデビュー戦で勝利 リングで雄叫び「最高だ~!」
男性16人組「THE RAMPAGE」の武知海青が25日、プロレスデビューした。東京・後楽園ホールで開かれたDDTプロレスリングの6人タッグマッチに出場。大技を繰り出すなど会場を沸かせ、見事に勝利。「プロレス最高だ~!」と雄叫びを上げた。
海青コールが響く中、武知は黒と銀色のド派手なガウンで登場した。出番はメインイベントの最終試合。上野勇希、勝俣瞬馬と組み、遠藤哲哉、岡谷英樹、正田壮史組との6人タッグマッチを戦った。
開始1分過ぎに初めてリングイン。正田とにらみ合って士気を高めると、2分30秒過ぎに打点の高いドロップキックを打ち込んだ。その後は3人に激しく攻められる時間が続き、投げ技やエルボーを何度も食らった。「顔はやめて~」とファンの悲鳴が響いても、武知は果敢にぶつかり合った。
最大の見せ場は13分過ぎ。コーナートップに立つと、遠藤に飛びついてフランケンシュタイナーを見舞った。さらにダイビングボディーアタックを浴びせ、会場は大盛り上がり。最後は上野が岡谷をムーンサルトプレスで倒して3カウント。武知はデビュー戦を勝利で飾り、上野、勝俣と右のコブシを突き上げた。
リング上で「プロレス最高だ~!」と叫ぶと「応援してくださるみなさんのパワーが、僕のパワーになって、技のクオリティーが上がったり、もっと良い技出してやろうという思えました」と声援に感謝。「まだまだ出せてない技がたくさんあるので、また挑戦できる機会があったら、3人でもそうですし、さっき突き飛ばされたので、赤髪(岡谷)ともう一発やりたいと思ってます」と話すと、会場から大きな拍手が湧き上がった。
父親の影響で幼少期からプロレスのファンだった。プロレス参戦のきっかけは2022年に出演したABEMAのドラマ「覆面D」でプロレスラーを演じたこと。その肉体とセンスを見込んだDDT側からオファーを受け、この日まで練習を積んできた。
終了後の囲み取材では「楽しかった。助けていただきながえら、自分の出せる精いっぱいを振り絞りながら勝利に向かっていった。勝った喜びもあるけど、またプロレスをやりたい思いが強くなった」と充実の表情。何度も水平チョップを受けた胸は真っ赤に染まったが「痛みは全然感じない」と笑顔。上野から「強いな、アドレナリンがめちゃめちゃ出たね。でも明日朝起きたら大変なことになるよ」と言われて笑った。
コーナートップからのフランケンシュタイナーは練習でもやったことがなかった技。「飛んでいる時が一番気持ちよかった」と笑った。
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