「7ORDER」の阿部顕嵐が出演舞台「ラビット・ホール」の初日前会見に登場 「今からわくわくしています」

7人組ボーイズグループ「7ORDER」の阿部顕嵐(25)が8日、都内のPARCO劇場で出演舞台「ラビット・ホール」の初日前会見に登場した。

先に主演の宮澤エマや成河らが、1人約5分も冗舌に抱負を語っていたため、阿部は「僕も3分ぐらいは(話さなきゃダメ)?」と、1つ笑いを取ってから、同じように熱く話した。

舞台「ラビット・ホール」の初日前会見に登場した7ORDERの阿部顕嵐

「本当に素敵な作品と、それに携わる素敵な人々に出会えて幸せです。Wキャストとして、何度か客席から客観的に(共演者の芝居を)拝見して、いろいろ感じました。にぶくて重い痛みが伝わってきて、そんな(観劇後の)思いが消化しきれないことが何日もあるほどに、しばらく考え続けるような作品だなって思っています。これからは(お客の)皆さんにも似たようなものを受け取ってもらえると、今からわくわくしています」。

初日前会見に登場した7ORDERの阿部顕嵐(後列右端)

今作は、2007年にピュリツァー賞を受賞した戯曲で、10年には女優ニコール・キッドマン主演でハリウッド映画にもなった名作。4歳の息子を車の交通事故で亡くした夫婦の再生の物語。阿部は、その交通事故の加害者の高校生ジェイソンを演じる。主演の宮澤ら夫婦側だけでなく、阿部が演じる罪の意識にさいなまれる高校生の再生も細やかに描かれていく。

けいこ場では、宮澤や土井ケイトやシルビア・グラブら女性陣が、ワイワイとおしゃべりをしているときも、阿部はWキャストの相手・山崎光と、少し離れて静かにしていたという。宮澤に「(阿部と山崎の)2人がいつも大人で、冷めた目で私たちをみてくれていて、よかった」とイジられると、苦笑いで頭をかいていた。

阿部は「複雑な立場の少年という新たな挑戦。完成を研ぎ澄まし、哀しさの中に希望を見出していきたいです。僕は異物として、この作品に飛び込んでいけたらと思います」と意気込んでいる。

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