堂本光一 記念本「NEW HISTORY COMING」で来年2月で休館に入る帝劇の思い出語る

KinKi Kids

建て替えのため来年2月に休館に入る帝国劇場の59年の歴史を詰め込んだ記念本「NEW HISTORY COMING」が発売される。

現帝劇は1966年の開場以来「放浪記」「レ・ミゼラブル」など、再演を除き350を超える演目を上演。故森光子さんや故森繁久弥さんら191人の俳優・スタッフの帝劇でのエピソードなどが自身や周囲の人々の証言を元に全356ページにわたりつづられる。

目玉の巻頭企画はKinKi Kidsの堂本光一と俳優の井上芳雄らによる帝劇屋上での座談会。光一は同所で代名詞「SHOCK」シリーズを25年間主演。「ナイツ・テイル―騎士物語―」「チャーリーとチョコレート工場」でも主演を務めたほか上演作品の演出も担当するなど帝劇の歴史を語る上で欠かせない人となった。

「(『SHOCK』では)あってはならない事故も、ケガもコロナ禍も経験しましたが、起きてしまったことをいかにプラスに働かせるかも考え、そういう全てを学んだのが帝劇です」と帝劇が自身にもたらした影響について語った。建て替え後の帝劇についても言及。オープン時期は未定だが「完成した時、自分が何をしているのか想像もつかないのですが、求められる存在でいられるように頑張らないといけない」と聖地帰還への意欲を見せた。

さらに山崎育三郎やSixTONESの京本大我ら「モーツァルト!」の歴代主演5人が勢ぞろいした対談も実現。1969年から「ラ・マンチャの男」で主演を務めた松本白鸚やその姿を間近で見つめ共演を果たした娘の松たか子へのインタビューなど内容がてんこ盛り。演劇好きにはたまらない1冊となりそうだ。森繁さんや森さんなどの名舞台の名場面をスマホを使って楽しめる仕掛けも盛り込まれている。12月20日に帝劇窓口で1万部が先行発売となり、来年1月15日には全国の書店で発売される。

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