WILD BLUE(4)宮武颯「本当に不思議だった」板金塗装作業員からあれよあれよで…、目標は「おしゃれ番長道を極めていけたら」

昨年9月6日にデビューした、5人組ボーイズグループの「WILD BLUE」。デビュー翌日にさいたまスーパーアリーナで開かれた「TOKYO GIRLS COLLECTION(TGC)」に出演。1万人以上の観客が見守る前で初パフォーマンスを披露した。今年は春に初の全国ツアーを開催。輝くSTARRY(スターリー、ファンネーム)を増やすべく、フレッシュな5人が2025年も全力で懸けていく。トピクルではメンバー5人のインタビューをお届けします。その(4)は宮武颯です。

WILD BLUEの宮武颯

――24年はどんな1年でした?

宮武「本当に1年が不思議だったというか、一昨年の12月とかは車屋さんで働いてて、本当に普通に磨きながら板金塗装してて、急にこういう道につながって。今までもいろいろやってきていたんですけど、思いもよらないところから道につながった。1月、2月には東京に来て、そこから練習を始めて、よっしゃ、練習頑張ろうって思った時にはもう6月とかで、デビューの準備が始まってて。で、デビューだなとか思ってたら、9月にさいたまスーパーアリーナで踊ってて。とにかく全部、後から実感がついてくるような1年だった」

――スピード感がすごいですね。

宮武「スピード感がありすぎて、本当に全員が集まってからもう半年ぐらいでさいたまスーパーリーナーだったんで、あれをやらなきゃ、違う、もう終わってる、みたいな状態だったなっていう印象です」

――確かに23年の12月のことを考えるとすごい1年ですね。

宮武「本当に作業着を着てたんで。作業着を着て、ヘルメット付けて、マスクして車を磨いてたのに。それが、いろんな人に元気や勇気を与えるような立場になって、本当に充実した1年でした。でもまだまだ抱負としては、もっと仕事に追われたいというか、練習時間がいっぱいあるっていうのはいいんですけど、短い時間で高いクオリティーのものを作り出すっていうのも大事だと思うので、今いろんな曲にたくさん時間をかけられているので、もっともっと忙しくなって、正月やお盆とか、世間的な休日にずっと働いていたいですね。個人的にも仕事で心が満たされるタイプで、休みの日にしんどくなっちゃうことが多いので」

――ダンスは何歳くらいから始めたんですか?

宮武「前の事務所に入ったのが20歳の時。そこから始めたんですけど、ある意味、こんなにすぐデビューできるとは、って。でも割と苦労はして、いろんな事務所に行ったし、オーディションも出て落ちて、その後も練習して落ちてみたいな、結構、挫折というか。ダンスをやっていなかったから俳優の事務所とかも受けたこともあるし、オーディションいっぱい受けたけど全部ダメで。まあ、本当にもう無理だなって思ってたタイミングで受けたのもダメだったんですよ。ああ、もうダメだと思って車の仕事をしてて」

――一度は諦めかけたんですね。

宮武「でも、何か心の中で、少しだけ本当にちょっとの希望で、SNSを続けていたから今に繋がった。そのチャンスは逃さないわけにはいかないって感じでした」

昨年9月にデビューしたWILD BLUE。(前列左から)鈴陽向、山下幸輝。(後列左から)池田優斗、鈴川直弥、宮武颯

――今年はどんな一年にしていきたい。

宮武「そうですね。僕たちのファンの方々はSTARRYっていう名前なんですけど、とにかくまだデビューして3カ月しか一緒に何かをするとか、会うとかできなかったので、今年は一人でも多く、STARRYのみんなに会いたい。STARRYじゃない方々たちにも、音楽をできるだけ届けて、一人でもスターリーを増やしたいっていうのと、メンバーとずっと仲良くいたいです」

――メンバーはみんな仲良さそうじゃないですか。

宮武「これを保つっていうのがたぶん至難の業だと思うので。僕の存在意義的にも、そういうのを保てたらいいなと思ってます」

――グループの中で、自分はどういう立ち位置?

宮武「そうですね。家族構成によく例えたりするんですけど、みんなからもお父さんみたいに言われてる。怒ったりとかきついこと言う。とにかく4人が優しい子ばっかりなんで。だからみんなが『いいじゃん、いいじゃん』っていうところに『おいっ!』て言えるのは僕かな。一番年上なのもあるんですけど、叱ったりするのは本当僕だけで。別にリーダーのあり方もグループそれぞれでいいと思うので、たぶん世の中にいるリーダーっぽいことをしているのは僕かなと思っていて、(山下)幸輝は(漫画「ONE PIECE」の主人公)ルフィみたいな感じでリーダーらしくないけど、チームを導く道筋を毎回作り出す人。自由気ままにやりたいことやって、みんなに頼ってみたいな、そんな感じでいてほしくて。リーダーっぽいことは僕ができるのでできればいいなと」

――みんなの気持ちを引き締めてるんですね。

宮武「いいじゃんだけじゃ、やっぱりスターリーに届けたいものも届かないし、やっぱり緊張感というのが絶対大事だと思う」

――個人的な今年の目標は?

宮武「そうですね。個人的にはまだまだ早いんですけど、大きい目標としてはアニメが大好きで、アニメ関係の仕事にグループとしてでも携われたら。それこそ主題歌とかすごくうれしいですし、ファッションがすごく好きなので、自分が服を着るお仕事とかできればすごく楽しいなと思います。一応、WILD BLUEのおしゃれ番長みたいなのが、最初の会見で言ってたので。その道をもっと極めていけたらいいなと思います」

◇宮武 颯(みやたけ・はやて)2001年(平11)1月25日生まれ。趣味はサッカー観戦、アニメ鑑賞。特技はダンス、歌、韓国語、野球、バドミントン。1メートル70、血液型B。

<プレゼント>メンバーのチェキをプレゼント。詳細は後日、トピクルの公式Xで発表します。

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  • 昨年9月にデビューしたWILD BLUE。(前列左から)鈴陽向、山下幸輝。(後列左から)池田優斗、鈴川直弥、宮武颯

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