Lil かんさい嶋崎斗亜出演の舞台「SEIMEI」が開幕共演の市川團十郎「才能を感じます」

関西ジュニア「Lil かんさい」の嶋崎斗亜が歌舞伎俳優・市川團十郎と共演する異色舞台「SEIMEI」が19日、大阪・オリックス劇場で開幕した。

舞台「SEIMEI」で市川團十郎(中央)、市川右團次(左)ら歌舞伎俳優と熱演する嶋崎斗亜

同作は歌舞伎の手法を存分に取り入れながら、現代の音楽や振付で肉付けし安倍晴明と都を守る四神、人間との共存を描く。四神の一人である朱雀(すざく)を演じる嶋崎と、團十郎の晴明との対峙(たいじ)が注目だ。

嶋崎は團十郎について「結構ボケたりする」と意外な一面に驚いた様子。関西出身だけに「ツッコミたいけどエラそうになってもいけないし…」と大物相手に遠慮がちなところを見せつつ「千秋楽にはガツガツ突っ込めるぐらいになりたいです」と笑顔を浮かべた。

舞台「SEIMEI」で朱雀を熱演する嶋崎斗亜

一方、團十郎は初共演の嶋崎に「才能を感じますよね。歌舞伎だと伝統文化の中で、その枠を超えるものはないけれど、今回は動き、音楽…、楽しんで舞台をやっていることがうれしかった」と満足げ。市川右團次や中村鷹之資ら歌舞伎俳優の中で躍動する力に目を細めた。

舞台「SEIMEI」の開幕直前、囲み取材に応じた(左から)演出の広井王子氏、楽曲のSUGIZO、嶋崎斗亜、市川團十郎、振付のケント・モリ氏

公演は24日まで同劇場で。東京・THEATER MILANO―Zaで3月1～23日まで上演される。

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