北山宏光 6年ぶり座長に「カロリー使っています!」 共演の大鶴義丹から絶賛

タレントで歌手の北山宏光が7日、初日を迎えた東京・明治座の主演舞台「酔いどれ天使」の取材会を行った。

6年ぶりに座長を務める舞台の取材会に出席した北山宏光

巨匠・黒澤明監督が1948年に制作した同名映画の舞台版。北山は名優・三船敏郎さんが演じた戦後の闇市を支配する若いヤクザの松永を演じる。

2019年の舞台「THE NETHER」以来、6年ぶりの座長に気合十分。取材陣から「稽古中の北山がすごい」と噂が流れていることに触れられると「どこの誰が噂を流しでいるんですか」と仰天。共演者の顔を覗き込むと、横で話を聞いていた大鶴義丹が「僕は結構、北山くんと戦う役なんですけど、疲れた顔をしないので、すごいなと思います。責任感を感じます」と熱心に打ち込んでいる様子を明かした。

大鶴義丹(右)から、座長として「信頼感ある!」と絶賛され笑顔を見せた北山宏光(中央)

「寒くても寒いと言わない。暑くても暑いと言わないのは信頼感につながる」と大鶴から絶賛された北山は「ステージ上では、カロリーを使っています!本気でやっているので、実際にお客さんが入ってどんな空気になるのか楽しみです」と気合を入れ直していた。

敗戦後、一変した東京でたくましく生きようと前を向く主人公は、徐々に病魔に冒されていく。北山は稽古中に「自分がこの時代に生まれたら」と思いを巡らせたそう。「僕はそんなに強く生きられるかなと思いました。誰でもどこか弱い部分があって、その弱さを隠して強く生きたと思うんです」と説明。自身が演じるにあたっては「その弱い部分を持って演じようと思いました」といい「そこに生きた人たちがどのように生きて、亡くなっていったか伝えられるんじゃないかなと思っています。それが、エンタテインメントとしてメッセージになっていくんじゃないかな」とPRした。

上演は同所で23日まで。愛知公演は、28~30日に御園座。大阪公演は12月5日から14日に新歌舞伎座。

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