佐藤二朗、ハラスメント騒動で「抑うつ状態」と診断 フジテレビの弁護士介入と制作陣への不信感を告白
俳優の佐藤二朗が、先月まで放送されたフジテレビの連続ドラマ「夫婦別姓刑事」の撮影で共演した女優の橋本愛にハラスメントをしたと報じられた件について、9日発売の「週刊新潮」(新潮社)で心情を明かした。フジのコンプライアンス担当弁護士の介入で睡眠障害、抑うつ状態となったと告白。ドラマ制作陣の対応にも不信感を示した。

佐藤二朗
今月1日、週刊文春電子版が報道し明るみに出た騒動。佐藤は所属事務所やSNSで立場を説明してきたが、インタビューに応じたのは初めて。新潮の取材に「予期せぬアクシデントが起きたのです」と、初回放送の警察車両内のシーンを説明した。
佐藤の手が橋本の顎に触れたことで、プロデューサーに呼ばれ、橋本のトラウマについて聞かされ、身体的な接触を控えるよう要請されたという。佐藤が「具体的にはどのような接触がいけないのでしょうか」と聞くと、明確な答えは返ってこなかったという。その後、プロデューサーから「(橋本が)日常的な場面の芝居については特段、接触制限を気にしなくていいと話していた」と聞いたため、佐藤は「僕からすれば身体接触の可否の基準が途中で変わったようにしか思えなかった」と主張。
佐藤によると、4月に入り番宣で訪れた局内で会議室に案内され、フジのコンプライアンスを担当するシティユーワ法律事務所の江黒早耶香弁護士と面会。「加害者という結論ありき」で聴取されたと感じたという。「橋本と2人の時は雑談をしてはいけない」「しかし大人数でいるときは橋本と自然に接する」と要求され、それ以降、睡眠障害が悪化。大学病院で「抑うつ状態と診断された」という。
ドラマの終盤には佐藤と娘役の女優、橋本の3人が抱き合うシーンが用意されていた。橋本との身体的接触が実質的に制限されていることが、脚本家に共有されていなかった。結局、脚本は書き直された。佐藤はチーフプロデューサーに脚本家に謝罪してほしいと言付けたが「後日、まったく伝えられていなかったこと分かった」という。
橋本に「役者を続けるべきではない」と激怒したとの報道については、発言は認めながらも「怒ったような言い方はしていない」と説明。今回のトラブルは「フジの制作陣が収拾できず、コンプライアンス担当の弁護士が介入してきたことで、火に油を注ぐ結果になった」と述べた。
フジでは2024年12月に元タレント中居正広氏による女性トラブルを巡る問題が発覚し、コンプライアンスを強化中。今月2日には「当社は、過去に辛(つら)い経験をした方に、それによる不自由や制限を当然に受け入れるべきという意見には与(くみ)しない」とのコメントを発表している。
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