LUCY グループ初のワールドツアー千秋楽 入隊するグァンイルは「皆さんとずっと一緒にいられてとても幸せでした」

KT Zepp Yokohamaで初のワールドツアーのツアーファイナルを行ったLUCY

韓国の4人組バンド「LUCY(ルーシー)」が8月31日、神奈川・KT Zepp Yokohamaでコンサート「LUCY 1st WORLD TOUR 」を開催した。同公演は、3月のソウル公演を皮切りに日本、北米などを巡ったグループ初のワールドツアーのアンコール公演。そして、この横浜公演でツアーファイナルを迎えた。

グループ初のワールドツアーのアンコール公演でパフォーマンスするシン・イェチャン

マカロニえんぴつの「恋人ごっこ」をカバーしたチェ・サンヨプ

勢いのある「Rolling Rolling(떼굴떼굴)」で開演すると、ベースのチョ・ウォンサンが「最後の公演らしく精いっぱい、力を尽くしたいと思います。皆さんにとても会いたかったので、一人一人の顔をしっかり見て帰りたいと思います」とあいさつした。華やかなメロディーラインやシティポップ風の曲など、キャッチーでノリの良い曲でどんどん観客のテンションを上げていく。ボーカルのチェ・サンヨプは「前回の反応が良かったのでまた準備しました。言語の壁を超えて皆さんに愛を伝えるために歌います」と、マカロニえんぴつ「恋人ごっこ」のカバーを披露し、観客を喜ばせた。

チョ・ウォンサンは「最後の公演らしく精一杯、力を尽くしたいと思います」と力強く宣言

また、ドラム&ボーカルのシン・グァンイル制作のソロ曲(タイトル未定)では、ギターを手に歌うグァンイルの代わりにメインボーカルのサンヨプがドラムを担当。入隊前最後の公演となるグァンイルにとっても観客にとってもすてきな選曲だった。公演中盤からは「Tied up(바쁘거든)」など、明るく楽しい楽曲を披露。途中、グァンイルとサンヨプが中座したため、ステージに残されたウォンサンとシン・イェチャンが即興で「ハウルの動く城」から「人生のメリーゴーランド」を合奏。バイオリンとベースが奏でる美しい旋律に誰もがうっとりと聴き入っていた。

今回の公演を最後に兵役に就くシン・グァンイルは「早く戻って兄さん達と音楽ができると嬉しいです」と涙

「Doggaebi Dance(도깨비춤)」や「Flare」で最高潮の盛り上がりを見せて本編を終了すると、観客からのアンコールの声にウォンサンは「もちろん!」と再度ステージに登場。心にグッとくるメロディーラインとコーラスパートがドラマチックな「Falling Flower(낙화)」を熱唱した。ステージの締めくくりは人気曲「Flowering(개화)」。渦巻くような大合唱が巻き起こり、メンバー達の思いのこもった演奏に強い結束力を感じた。

KT Zepp Yokohamaで初のワールドツアーのツアーファイナルを行ったLUCY

サンヨプはグァンイルに向かって「気をつけて行ってこいよ!」と力強くエール。グァンイルは「今日を最後に少し(軍隊に)行ってきますが、皆さんとずっと一緒にいられてとても幸せでした。風が僕たちの元へ皆さんを連れてきてくれたように、また風が皆さんの元へ僕を連れてきてくれると信じています。早く戻って兄さん達と音楽ができるとうれしいです。今日お越しくださった皆さん、本当にありがとうございました」と涙ながらに語った。

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