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2024年10月19日 15時32分

NCT 127 YUTA ソロツアー東京公演を開催ロックスタイルで魅了「かわいいより今日はかっこいいと言っておくれ」

NCT 127のYUTAがソロツアー「YUTA Solo Debut Showcase Tour～HOPE～」の東京公演を18日、TOKYO DOME CITY HALLで開催した。今ツアーは、11月13日のソロデビューに先立ち、今月5日からスタートした全国5都市9公演の単独ショーケースツアー。チケットは全公演完売した。

ライトに照らされるYUTAⓒ田中聖太郎写真事務所

テヨン、ドヨン、ジェヒョンとメンバーたちが次々とソロデビューを果たしていく中、YUTAが選んだのは自らのパーソナリティを詰め込んだロックスタイルだ。今回のショーケースでは、アルバム収録曲に加えて未発表曲やカバーなど、彼の“好き”を立体化したものとなった。一発目のツアーからこんなに完成度が高くていいのか?と思わせるほどのこなれ感を感じるのは、NCTでのライブ経験はもちろんのこと、幼い頃から聴いているというロックへの愛ゆえだろうか。客をあおるセンスやヘッドバンギング、時には走り回ったりと、音楽に身を任せながら自由に謳歌する姿は見ていて気持ちが良かった。

いすに座るYUTAⓒ田中聖太郎写真事務所

ステージで歌唱するYUTAⓒ田中聖太郎写真事務所

笑顔を見せるYUTAⓒ田中聖太郎写真事務所

ゴシックムード漂う演出で、1曲目から未発表曲の「New World」を熱唱。グランジやデス系まで交えた様々なロックで観客を盛り上げた。中でも「浸食―lose control―」や「GLAMOROUS SKY」は、HYDEのファンであり親交も深いYUTAらしい選曲だった。

観客に歌を披露するYUTAⓒ田中聖太郎写真事務所

熱唱するYUTAⓒ田中聖太郎写真事務所

天にむかって歌唱するYUTAⓒ田中聖太郎写真事務所

「今回のアルバムで、これから俺が一アーティストとして、こういう姿を見てほしいというのがずっと頭の中にあったので、パフォーマンスを見てほしくてショーケースをすることになりました。予行演習みたいな感じでね。来年はコンサートをしたいから」と狙いを明かした。水を飲む姿に会場から「かわいい～」という声が上がると「かわいいより今日はかっこいいと言っておくれ」とツッコミ。またライブで披露した「Prayer」については「今回のセットリストでは異質だったと思う。人間の性みたいなものを表現したくて作りました。ちょっとした弱さだったり、何かにすがりたいと思う執念を曲に込めました」と紹介した。

上半身裸で歌唱するYUTAⓒ田中聖太郎写真事務所

一筋の光が差し込む中歌うYUTAⓒ田中聖太郎写真事務所

歌唱中手を広げるYUTAⓒ田中聖太郎写真事務所

さらに、観客からの質問に直接回答するコーナーがスタート。「怖くなった時はどんな風に乗り越えているか?」という質問には「一人でやるわけだから、ショーケースをやるのが怖くてどうしようって思った夜もあって。不安との戦いでもあった。新しいことをやるのは怖いから。人って新しいことに挑戦してそれを乗り越えていく、それでしか成長できないと思ったのね。その不安は抱いて生きていくしかない。それとどうやって向き合っていくかだと思う」と答えた。

観客に叫ぶYUTAⓒ田中聖太郎写真事務所

好きなロックジャンルのアーティストについては「HYDEさん、HAZUKIさん、ブリング・ミー・ザ・ホライズン、最近はリンキン・パークをよく聴いている」と明かした。ラストはシンガロングして会場が一体となった「BAD EUPHORIA」で終演。YUTAは「ここにいるみんな俺のこと好きなんだろ?!次に帰ってくる時はね、もっと腕を上げてもっと最高のパフォーマンスをお見せするんで、お前ら、首洗って待っとけよ!愛してるぞお前ら!」と叫ぶと、客席からの大きな歓声を受け心地良さそうな笑顔でステージを後にした。