伝説の“大雨”を越えて…東方神起、ファンとの絆刻んだ聖地に帰還 ユンホ「あの雨が僕たちのシンボルになった」
韓国人デュオ「東方神起」が25、26日に行われる日産スタジアム(横浜市)でのライブで日本デビュー20周年を締めくくる。同所に立つのは3度目で、海外アーティストとしては自身が持つ最多記録を更新。本紙などの取材に応じた2人は「今の2人だからできる最高のプレゼントを期待してほしい」と期待感をあおった。(吉澤 塁)

「東方神起」のチャンミン(左)とユンホ
日産スタジアムは、2人にとって日本のファンとの歴史を紡いできた思い入れ深い会場だ。
初めてのライブは2013年。2日間で約14万人を動員し、自身最多動員数を記録した。当時の光景をチャンミンが「人生の中で7万人以上の前に立つという予想もしていなかった光景に圧倒されました」。ユンホも「熱量や迫力が凄かった。昼から夜に変わる頃、ちょうどバラードを歌っていたときに爽やかな風が吹いてきたことが印象に残っている」と振り返る。2人ともこれほど大規模な会場でのライブ経験はなく、「パフォーマンスに必死で細かいことは覚えていないんです」と口をそろえた。

「東方神起」のチャンミン(左)とユンホ
2度目は18年。2人が兵役を終えて活動を再開して間もない時期だった。5大ドームツアーの追加公演の位置付けで、海外アーティスト史上最多(当時)となる約100万人のツアー総動員数記録を打ち立てた。天候に恵まれず、大雨の中でのライブとなったが3日間で22万人を動員。今でもファンが語り継ぐ“伝説”だ。
2人にとっても、あの大雨は今も鮮明な記憶だ。「徴兵で活動できなかった時期があったのに、こんなにも大勢の方が雨の中で待っていてくれた。その期待に応えるために全力だった」(チャンミン)。「人が集まるか不安もあったけど、あの雨が伝説になって、結果的に僕たちのシンボルになった」(ユンホ)かみしめるように語る言葉にファンとの絆が感じられた。
7万人以上を動員する日産スタジアムに何度も立てるのは、日本人でも矢沢永吉、B’z、サザンオールスターズ、SMAPら限られたアーティストのみ。日本を席巻したK―POPブームとはあえて距離を置き、日本のファンに向けた曲を届けてきた。
そんなスタイルで歩いてきた20年。チャンミンは「ファンの方に最高のパフォーマンスを届けるために成長したいと思う気持ちは今でも変わっていない」。ユンホも「体の限界はそろそろかな」とジョークを飛ばしつつも「ステージで全力でいることは一緒。そんな姿をパフォーマンスで見せられたら」と意欲は衰えずにいる。ファンとの絆が詰まった“聖地”でのメモリアルな時間が、間もなく始まる。
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