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2024年02月16日 16時59分

【ききみみ】n.SSignの2ndミニアルバム「Happy &」は聴き応えあり「&」に込められた意味とは?

n.SSignのミニアルバム「Happy&」

2022年の日韓グローバルオーディション番組「青春スター」出身メンバーを中心としたボーイズグループn.SSign(エンサイン)。昨年8月にリリースしたデビューアルバムは、初動売り上げ20万枚超えの記録を叩き出し、11月に日本デビュー、東京・有明アリーナでの単独公演を敢行した。

そんな彼らが、このほど韓国で約6カ月ぶりとなる2ndミニアルバム「Happy &」をリリースした。5曲収録のうち「Happy &」「FUNK JAM」「Love,Love,Love Love Love!」をトリプルタイトル曲に据えるという攻めの姿勢。デビュータイトル曲「Wormhole: New Track」や「Higher」とは異なる明るく爽やかな曲をメインにもってきた。

「Happy &」は、ハッピーエンドの〝END〟ではなく〝&〟にすることで、別れの先にある幸せや期待を込めている。サビに連なる「Na Na Na～」のコーラス部分が癖になる明るい曲だ。パフォーマンスでは、かわいらしい振り付けがありながらもキレキレに踊るのが実にn.SSignらしい。

笑顔を見せるn.SSign(前列左から)ロビン、ロレンス、ジュニョク、カズタ(後列左から)ヒウォン、ソンユン、ハンジュン、エディ、ドハ

2曲目の「FUNK JAM」はグルーヴィーなファンクナンバー。3曲目の「Love,Love,Love Love Love!」はスムースなポップソングで、リズミカルなベースとクラップ音が響く。しかし、3つのタイトル曲のハッピーオーラは「Black Down」で一転。他の惑星にワープしたような感覚になる。この曲は「Wormhole: New Track」から続くCosmic3部作の2作目で、アルバムの起承転結を担う上で重要な存在だ。そしてラストを飾るのは「Memories of us」。イントロのギターが、キラキラと光を反射する海を見ているようで原題「나의 바다(私の海)」を思わせる。感動的な展開に涙腺が緩むほどの名曲だ。

n.SSignは個が際立ったグループ。ビジュアルはもちろん、一人一人の高い実力と強い個性が繋がりを持ってグループを形成しているように見える。爆発的なエネルギーを伴ったn.SSignという星は、さらなる飛躍を目指してCOSMO(ファンネーム)との絆を深めていくに違いない。(河野利枝)

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