【ききみみ】THE RAMPAGE川村壱馬が「VOCE」アンバサダーで担う大きな役割

THE RAMPAGEの川村壱馬が女性向け美容誌「VOCE」(講談社)のビューティアンバサダーに就任し、今月21日発売号で表紙を飾った。女性インフルエンサーらが多く起用されている中で、男性アンバサダーは川村が初めて。狙いは何だろうか。

男性として初めて女性向け美容誌「VOCE」のアンバサダーに就任した「THE RAMPAGE」の川村壱馬

川村は、生粋の「美容男子」だ。幼い頃、エステティシャンの母からスキンケア法を伝授されたといい、中学1年の時にニキビ予防のために本格的にスキンケアを開始した。約5年前の本紙インタビューでは、(1)入浴前にクレンジングオイルを顔に塗り、(2)浴室で流してから(3)炭酸泡洗顔を行うというルーティンを明かしている。あれから5年。現在のスキンケアルーティンは9工程に及ぶ。「これを1日忘れるぐらいなら1食分のご飯を抜いた方がマシ」。先日行われた同誌のアンバサダー就任式では、強すぎるこだわりを語っていた。

川村の所属事務所「LDH」といえば“男らしい男”というイメージが強い。

男性として初めて女性向け美容誌「VOCE」のアンバサダーに就任した「THE RAMPAGE」の川村壱馬

「RAMPAGE」も「暴れ回る」を意味するグループで、メンバーの武知海青はプロレスラーとしても活動している。美容男子は、そのイメージと正反対に見えるが、川村の美容やメークも「男らしいカッコ良さ」を目指すものだという。

「美容は女性だけのもの」という考えは、もう時代遅れだ。スキンケアは、健康な肉体を維持するために重要なことでもある。メークにしても、女性が可愛らしさ、美しさを表現するためだけではなく、男性が格好良さを表現するためにも使えるはずだ。「LDH」所属の川村が日常的にメークをしていることこそが、それを証明している。川村をアンバサダーに起用した理由には、男性にメークを用いた新たな表現法を提唱したいという側面がありそうだ。

男性として初めて女性向け美容誌「VOCE」のアンバサダーに就任した「THE RAMPAGE」の川村壱馬

「清潔感を出すため」「より奇麗になるため」「より格好良くなるため」「コンプレックスを隠すため」…。理由はさまざまでも、美容、メークを取り入れる男性は着実に増えている。“メンズメーク”のやり方を紹介するSNSやインフルエンサーも多く、「学校でばれにくいメイク」を紹介する動画もある。中高生男子までもが日常的に美容、メークをする時代になっているのだ。

その一方で、メークをする男性に違和感や嫌悪感を抱く人が多くいるのも現実だ。川村は、アンバサダー就任式で「美容に興味があっても恥ずかしがってできない男性などに向け、僕が先陣を切って恥ずかしくないということを発信していきたい」と語っている。本当の意味でメンズメークが主流になったと言える時代を迎えるために。川村に任された役割はかなり大きそうだ。(菊地 一)

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