三宅健「みんなと会えて最高でした」<TOBE移籍後初コンサート詳細リポート>

有明アリーナでライブを行った三宅健ⒸTOBE Co.’ Ltd.

三宅健が22、23の両日、TOBE移籍後初となる単独コンサート「2024 Live Performance The otherside : Another me Presented by KEN MIYAKE」を東京・有明アリーナで行った。今月13日の「IMP.」を皮切りに、同社所属アーティストが連日リレー形式でライブを開催。三宅はそのトリを飾る形となった。TOPICOOLでは22日の公演リポートをお届けします。

開演前から満員の客席から「健くん」のコールが湧き起こる中、ステージが濃いブルーに染まった。無数のレーザー光線の中から姿を現し「DROP」を歌唱。最初のサビで三宅を覆っていた円形の紗幕が落とされると大歓声起こった。4人の女性ダンサーとともに「Ready To Dance」、「Unzari」をパフォーマンスし、緩急ある歌声が観客を魅了していく。。白いブラウスの後ろと前に大きなピンクのリボンをあしらった最初のステージコスチューム。三宅が身体を翻すたびに、そのリボンが三宅を追う波のように揺れた。

有明アリーナでライブを行った三宅健ⒸTOBE Co.’ Ltd.

最初のMCで「いらっしゃいませ!」と笑顔であいさつし、観客の歓声を聞くために即座にイヤーモニターを外す。

観客の反応を見ながら「楽しんでますか!」「そんな声?もっと出るでしょ」とまるで会話をするように、会場全体のテンションを上げていく。その後、ステージの演出のためにと説明し「1回、ペンライトを消してみましょうか」と丁寧にアナウンス。観客と一緒に自らが目指すステージを作り上げるための真摯(しんし)な姿がそこにはあった。

暗闇に沈んだ有明アリーナに大東立樹が登場し、三宅と2人で優雅なダンスを披露。途中、ダンスで会話しているようなシーンもあり、その美しさに会場は静まり返って注目していた。このダンスに続いて歌われた「BOY」で三宅は切ない歌を響かせた。銀色のマネキンを使った演出が印象的だった「mydoll」、ロマンチックなメロディーをしっかり聴かせた「ドラマチック」と続いた後、ロック色の強い「ホーンテッド」で一転、切れ味のあるボーカルアプローチで観客をヒートアップさせた。女性ダンサー4人と、ダイナミックなダンスパフォーマンスを見せたコーナーで、観客のテンションはさらに最高潮に。ファンキーな楽曲をバックに、多彩なジャンルのダンスを取り入れた三宅のダンスは、しなやかで華麗で、一時も目が離せなかった。

三宅のMCの後「未来のスターになるかもしれない」という言葉でwink firstが登場すると観客からは「可愛い!」の大歓声。5人で「CANDY」を歌い踊る中、途中から三宅が参加し6人でのパフォーマンスへ。このコラボレーションに、客席からは大歓声が起こった。

有明アリーナでライブを行った三宅健ⒸTOBE Co.’ Ltd.

LIVEは後半戦へ突入。大東やTRAINEEたちがたくさん出てきた中、三宅は次の曲「Iʼm good」の振り付けを観客にレクチャー。「Iʼm good」で観客と一緒に踊った後は、三宅が「盛り上がっていくよ!」と叫び「ジェットコースター」へ。アリーナをぐるりと囲むように作られたランウエーの方々に大東やTRAINEEのメンバーが散り、ダンスと笑顔で会場を一体にしていった。

続けて雰囲気が一転し、スタイリッシュなステージングで「iDOLING」。三宅がラップから中高音に滑らかに移行する、抜群のリズム感と表現力でボーカルスキルを見せる。アリーナの中心のランウエーでパフォーマンスを繰り広げた際には、三宅とダンサーを祝福するように羽根のような紙吹雪がゆっくりと舞った。「100CANDLE」では、移動ステージにのり、アリーナ上空を自在に飛んでいく。歌詞の「もっと上のもっと上」というフレーズに合わせて、上方の客席に顔を向けて指さし、笑顔を見せた。

「僕とファンのみんながこうあれたらいいなという思いを込めて作られた楽曲です。聴いてください」と切り出し、本編最後に歌唱されたのは、「星に願いを」。レゲエのフレーバーを取り入れたイントロが始まると、自然に客席から拍手が起こった。ストレートな歌声で、ひとことひとことを丁寧に発音して歌う三宅。ステージのスクリーンには宇宙を思わせる星空、客席にはたくさんのペンライトが揺れる。エンディングでは、天井から銀テープが降り注ぎ、本当に星が降っているような光景が広がった。

有明アリーナでライブを行った三宅健ⒸTOBE Co.’ Ltd.

出演者が全員出てメンバー紹介をした後、「私が三宅健でございました。ありがとうございました」とあいさつし、三宅はステージを後にした。

アンコールでは、「Unzari」のイントロとともにTシャツに着替えた三宅が登場。2階席の最前列をスライドするように移動するトロッコに乗り、2階席をぐるりと一周していく。上の方の客席はもちろん、トロッコ乗車中も、アリーナ席まで手を振る。本編で見せたスタイリッシュな「DROP」とは異なり、本人もリズムに乗って自由に跳びはねるようにランウエーを走っていく。「ホーンテッド」も真っ赤なライティングはそのままに、Tシャツの三宅健がハンドマイクで歌い、リズムに合わせて首を左右に振った。

「みんなと会えて最高でした。寝ても覚めてもみんなのことが大好きです。また会いましょう。気を付けて帰ってね」と、最後はカメラ目線でピースし、ちょっといたずらっぽい表情で投げキッスをしてステージを後にした。

公演内では、8月18日の札幌公演を皮切りに、全国6都市9公演のライブツアーを開催することも発表した。

有明アリーナでライブを行った三宅健ⒸTOBE Co.’ Ltd.

セットリスト

1. DROP

2. Ready To Dance

3. Unzari

4. BOY

5. Love Bottle

6. circus

7. mydoll

8. ドラマチック

9. ホーンテッド

10. CANDY(wink first)

11. Iʼm good

12. ジェットコースター

13. iDOLING

14. 100CANDLE

15. 星に願いを

<アンコール>

1. Unzari

2. DROP

3. ホーンテッド

 

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