クリスマスに“ソロデビュー”する中島健人 一問一答②「ジャパンポップのアイコンでありたい」

3月末でSexy Zoneを卒業した中島健人がソロデビューする。12月25日にアルバム「N/bias(ノンバイアス)」を発売。来年1月17~19日には東京・有明アリーナでソロ公演を開く。「改めてはじめましてなので、自分の考えをしっかりと受け取ってほしい」と思いを明かした。以下、中島の取材での一問一答その(2)です。

アルバム「N/bias」でソロデビューする中島健人

――木村拓哉さんとの関わりについて。
「木村くんは自分がちょうど3月31日に、“明日から新たなスタートを切ります”という報告のラインをさせていただきました。そのときに木村くんからは“そのステージの上からファンの皆さんにしっかりありがとうを届けてな、もちろんメンバーにも”っていう言葉をいただいて、すごく胸を打たれましたね。タイミングで“元気か?”みたいな感じで連絡くださいます」

――20年後の1個の目標?
「もうすごい見えましたね。自分も50代になってもああいうふうにステージに立っていたいなってめちゃくちゃ思いましたね。すごかったです」

――ソロデビューの話はされてない?
「そうですね。まだしてないですね。なんかあんまり自分の話したくなくて。お忙しいと思うんで、ハチミツだけ渡して帰りました。すごい優しい“ありがとう”をいただきました」

――誰かに報告した?
「この取材を皮切りにしていこうかなと思っていた。まずはWEST.の重岡(大毅)とSnow Manの岩本照に報告してます。その前にはもちろん元メンバーのみんなにもしっかりと連絡させていただいてますね」

――元メンバーの方々の反応は?
「もう本当にお互いに応援し合ってるっていう感じ。ポジティブな活動の報告で前向きな会話が飛び交いましたね。急にマリウス(葉)が“いつランチする?”って。デビュー報告してるんだけど“10月、結構時間あるかも”って。なんか一番マリウスの文章が印象に残っちゃってます。もちろん他のメンバーもちゃんといい言葉を返してくれてるんですけどね。ただやっぱり応援し合う、かつ今年のターニングポイントのときにお互い刺激を与え合おうっていう約束をした。会社は一緒なので、そこはこれからもこのエンターテインメントの世界をともに盛り上げていこうという会話はあのときからずっとしている。僕も自分が頑張ることがみんなに対してのエールになると思います」

――ライブとかやるときに1人で全部歌って踊る。疲れますよね?
「多分ファンの皆さんがいなかったら死んでますよね。本当にエネルギー源になってくれてるので、それで生き延びられてるというか、僕の人生もそうかもしれないです。それで生き延びられてるという。Stage is my life.なのかもしれないです。たしかに今のうちにちょっとフィジカルトレーニングしておかないとですよね本当に頑張ります。楽しんでますね」

アルバム「N/bias」でソロデビューする中島健人

――アルバムの内容は中島さんご自身が作詞とか作曲とかされてることが多いですか。
「現状そうですね。全曲関わっています。その中で詞と曲を作ってるものもあります。たくさんありますね」

――今後出されていく曲では制作にも関わっていく?
「本当にこれも一つの目標なんですけど、この人に曲書いてもらいたいなっていうタイミングで、自分の名前が出る存在にはなりたいなって思ってます」

――曲や詞を書く上で自分の中で積極的に取り入れようとしてることは?
「やっぱりそのときの自分の気持ちを反映させるのが一番いいことだなと思ってます。僕は今はバラエティーだったりとか多くは出演してないタイプなので、自分の本音だったりとかそういうものをどこにやっぱり一番込めるべきなのかって考えたらやっぱ音楽なんですよね。だからこそ音楽には自分の本音がこれから現れていくという風に思ってます」

――ファンの方は、中島さんの音楽を聞けば中島さんが考えてることが…?
「分かるかもしれないです。その作品に対して例えば歌詞を書いたとかだったら、多少その作品の世界観も反映されてますけど、少なくとも100%その作品の世界観に染められるのではない。もちろん自分の曲としても歌いたいから、そこはバランス取ってちゃんと自分のメッセージも入れていこうかなと思っています」

――ソニーミュージックからのデビューについてはいかがですか。
「本当に受け入れていただいて、まずそこは本当に最大級の感謝を申し上げたいって気持ち。アニメの主題歌を僕はすごくたくさんやりたいという目標意識があって、それを一番ソニーさんっていうのは、具現化している場所なんですね。そこでまずやっぱり自分の制作意識をどこにとどめるかって言ったらソニーさんでしたし、あとは僕がよく聞いているアーティストさんがものすごく多いんですよ。友達のYOASOBIのAyaseもソニーで、ずっとそのソニーの話をたくさん聞いてきてたのでそこは何か僕自身がここに導かれるのも必然的だったのかもしれないです」

――「ファタール」の反響はすごかった?
「反響はすごかったですね。ビビリました。ここまでかっていう何ていうんでしょうか、本当に外国のファッションショーに行ったときに、『【推しの子】』見てますって、主題歌聞いてますって言われたんですよ。シンガポールの方にも、タイの方にもアメリカの方にも言われた。“アニメの力強いな”って。自分の表現したいことをアニメの力と一緒にいろんな場所に届けられることができるんだなっていうのを実感したし、一番びっくりしたのは、タイムズスクエアの広告ですね。GEMNがバーンって出て、ちょっとビビリました。それはもうキタニと一緒に喜びましたけど。本当にそれだけじゃなくて、もっともっと世界中の注目が集まる場所にコンスタントに自分がリリースするものだったり、作品が大きく彩られると一番理想的だなって。日本を代表したいというか、ジャパンポップのアイコンでありたいっていう思いは変わらないので。本当にでもすごく驚きましたね。見たことのない景色にたくさん出会えてる気がしてます」

アルバム「N/bias」でソロデビューする中島健人

――30歳になってここからのアイドル人生はいかがですか。
「『N/bias』っていうアルバムタイトルはやはり自分に対しての偏見とか、何かそういう評価だったりとか、もう一度とっぱらって人間としての殻を破るっていうコンセプトなんですよ。だからこそ、30という節目を迎えて、ここからどういう表現をしていくかって言ったらやっぱりキラキラだけではない自分の面というものを、音楽を通して幅広く表現していきたいし共感していただく音楽を作りたい。自分のこの今の意識は誰かの心にきっと共感できるということを信じてここから30代はそういう共感もよりできるような音楽を、自分から出る言葉、メロディーで仕上げていきたいなっていうふうに思っています」

――改めてファンの皆さんに思いは?
「まずお待たせしましたという感覚が強い。いろんなソロ活動を4月からやってきましたけど、しっかりと今もずっと支えてくださってるファンの皆さんがいること本当うれしいんですよ。だからその人たちにまずやっぱり一番に喜んでいただきたいから、やっぱそれがこのアルバムをギフトする日を考えますよね。いつが一番いいかって秋以降ならどこがいいかって議論になって、いや、もう(12月)25日選択肢にあるんだったらその日にさせていただきたいっていう、これもご縁ですね。僕がこの会社のアイドルになるってことを目指したきっかけは、25日に届いた修二と彰の『青春アミーゴ』がきっかけ。だからある種、自分が今度25日にリリースするアルバムが誰かの手に渡ってその人がこのアルバムをきっかけに、また夢や未来をつかんでくれるかもしれないってことを考えたらやっぱり責任は重大。だからしっかりとした包装紙に包んでしっかりとした中身のあるプレゼントをしたいなと思ってます」

――中身も自分の中で手応えは十分ある?
「楽曲に関してはまずやっとアルバムの顔となるような曲が仕上がったのでそこに手応えを感じてます。なので、それ以外の楽曲は仕上がってる楽曲もありますけど、まだ未完成なのでひたすら必死に楽しくやってますね」

――アルバムとライブが具体的に決まってますけどその次具体的に何かやりたいことは?
「全国回りたいっすね、全国ツアーというか、全国を回って、まず日本のファンの皆さんにしっかりと今の自分の音楽を聞いてもらいたいですね。それが一番大きいかもしれないです。列島キャンペーン。バイアスって推しっていう意味もあるんですよ。なので、日本中にそのNの世界を広げていきたいなっていうふうに思います。来年いろんな活動も控えてますけど、その音楽活動はしっかりと重きを置いてやりたいし、なによりもやっぱり何かトラック作ってる時間とか、メロディーを作ってる時間が一番楽しいですよね。だから、どういう曲が出てくるんだろうって、ちょっとそこは期待していただきたいなと思ってます」

――会場の規模感は?
「本当にまずはお客さんが一番近い会場をたくさん回りたいですね。まずそこから自分の顔と名前を覚えてもらいたいっていうか。改めて今年の中島健人ですみたいな感じで名刺を渡していきたいかな。そこからかなって思ってます。そこから始めて行きたいかもしんないっす。なんかそれ結構やりたいですよね本当の演出もそうなんですけど、なんか音を聞いてもらいたいというか、言葉とメロディーがうまい具合に絡み合ってる瞬間っていうものを、まずは近くで聞いてもらって、っていうのが僕のファーストライブの次に臨んでることですね」

――髪はお仕事で銀髪?
「『N/bias』のためです。詳しくいえばプラチナ。前回金髪だったんで、新たな自分も見せていくという意味も込めてプラチナ。“ネオプラチナ”。名前は概念です」

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