Hey!Say!JUMP山田涼介「難しかったがやりがいある」初恋愛映画主演でセリフのない役

Hey!Say!JUMPの山田涼介が初めてラブストーリー映画に主演する。来年1月公開の「サイレントラブ」(監督内田英治)で、1人の青年と事故で目が不自由になった音大生による純愛物語。女優の浜辺美波が共演する。

山田涼介と浜辺美波が共演する映画「サイレントラブ」のティザービジュアル(提供写真)

「ミッドナイトスワン」で知られる内田監督によるオリジナル脚本。主人公はある出来事をきっかけに声を発さなくなった男性で、ピアニストを夢見る音大生に心をひかれていく。監督は「言葉が氾濫する時代に、極端までにセリフのない映画を作りたい」という思いで脚本を書き上げた。久石譲氏の音楽に乗せて、2人が静かに思いを紡いでいく。

主人公は希望もなくただ生きてきた青年。「何があってもピアニストになる」と夢を諦めない音大生を応援し、目が不自由な彼女のために全ての危険から守ろうとする。声を発さないため、思いを伝える方法はそっと触れる人さし指とガムランボール(バリ島生まれの楽器)の音色だけ。セリフに頼らずに、どのような表現で思いを伝えていくのかが見どころだ。

山田はヒット作「暗殺教室」シリーズなどの映画に主演してきたが、恋愛映画は初めて。既に撮影済みで「本当に難しかったですが、とてもやりがいのある役でもありました」と充実の表情を見せた。

何を考えているかも分からない青年が、音大生と出会って目の中に光が生まれてくる。その加減に苦労した。撮影中は毎日台本を全て読み返す日々で「言葉を発さずに気持ちを表現したり、気持ちを入れていくということをずっと考えていました。行動、しぐさ、目の芝居など繊細な部分が多く、頑張って挑みました」と語った。

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