嵐が貫く“丁寧すぎる幕引き”と「円満」の美学、数字よりファンへの感謝
嵐が、約5年半ぶりとなる新曲「Five」を3月4日にデジタルシングルとしてリリースすることを発表した。この吉報に加え、3月からは5大ドームツアーも控えており、ファンにとっては歓喜の春となる。しかし、今回の再始動から伝わってくるのは、単なるお祭り騒ぎではなく、メンバーがファンに対して貫こうとしている「どこまでも丁寧な幕引き」の姿勢である。

嵐
お笑い芸人の小籔千豊は、出演したテレビ番組の中でこのニュースに触れ「嵐の方々ってファンの方々にものすごい丁寧な終わり方をされようとしてていいなと思いますよね」と感嘆の声を漏らした。小籔が指摘するように、ドーム公演の開催や「Five」という象徴的なタイトルを冠した新曲の発表には、活動終了を惜しむファンの心に寄り添いつつも、グループとしての歴史を美しく完結させようとする「円満な空気感」が漂っている。
その誠実さは、今回のリリース形態にも顕著に表れているという。昨今の音楽業界では、売上枚数やチャート記録を伸ばすために「初回限定盤A・B」「通常盤」といった複数形態での販売が主流となっているが、今回の新曲は「1形態のみ」という異例の選択がなされた。ファン心理を利用した商法に走るのではなく、最後の一曲をただ純粋に届けたいという「誠意」こそが、今回のリリースの本質といえるだろう。
スターとして絶頂を極めたメンバーが選んだのは、数字を追い求めることではなく、ファン一人ひとりの記憶に深く、優しく刻まれるような「終わり方」だった。「丁寧な幕引き」を体現する嵐の姿は、エンターテインメント界における「理想の引き際」として、長く語り継がれることになりそうだ。(トピクル取材班)
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