木村拓哉「背筋が伸びた」 撮影中に巨匠・山田洋次監督が放った熱すぎるひと言「僕は○○ではなく芝居を撮りに来てるんだ!」
女優の倍賞千恵子と俳優の木村拓哉が20日、東京タワー(港区)で開かれた山田洋次監督の映画「TOKYOタクシー」(来月21日公開)のイベント「タクシーセレモニー」に出席した。木村は「山田監督が作りたかった物を具現化させていただいた」と自信ありげに語ってみせた。

「TOKYOタクシー」完成披露試写会を行った(左から)中島瑠菜、優香、木村拓哉、倍賞千恵子、蒼井優、迫田孝也、山田洋次監督 (撮影・西川祐介)
2023年公開の仏映画「パリタクシー」が原作。東京を舞台に、タクシー運転手(木村)が高齢者施設に送る乗客(倍賞)と心を通わせる姿を描く。

「TOKYOタクシー」完成披露試写会で倍賞千恵子(左)をエスコートする運転手役の木村拓哉 (撮影・西川祐介)
東京タワーは劇中にも登場する場所。木村が撮影で運転したタクシーの助手席に倍賞を乗せ、指定位置にピッタリ停車させた。大歓声を浴びて降車し、倍賞をエスコートして歩いた。倍賞は「運転がお上手。安心して乗ってまいりました」とうっとり。木村も「劇中は倍賞さんは後部座席だった。助手席に乗っていただくのは雰囲気が違う。うれしかった」と楽しんだ。
倍賞は70作目の山田監督作品。木村が生まれる前から「男はつらいよ」シリーズでタッグを組んできた。木村は「幼少期から拝見していた。山田組で倍賞さんと毎日作業するのは格別な思い」と“セッション”を感謝。倍賞は「そんなしっかり言われると困っちゃう」と照れ笑いした。
撮影には最先端のテクノロジーも駆使。調整が難航すると山田監督が「僕はテクノロジーではなく芝居を撮りに来てるんだ!」と撮影への思いをあふれさせた。そんな姿に木村は「背筋が伸びた」と振り返り、倍賞も「思わずハイタッチしました」と同意。山田監督は「そんなこと言ったかなあ」ととぼけて笑いを誘っていた。
映画に人生をささげる人々の熱い思いがこもった作品。セレモニー後の完成披露試写会で、木村は「何度かご乗車いただければ」と役にかけてアピールした。
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