中島裕翔、演劇の金字塔『セールスマンの死』でイッセー尾形と親子に!「自分を自認する勇気」で葛藤の長男役
俳優の中島裕翔が、米劇作家アーサー・ミラーの名作舞台「セールスマンの死」に出演することが決定した。競争社会や家庭崩壊を描いた本作で、中島はイッセー尾形演じる主人公の老セールスマン・ウィリーの長男、ビフ役を演じる。

舞台「セールスマンの死」に出演する(上段左から)イッセー尾形、中島裕翔、佐藤誓、長谷川初範、高橋惠子(下段同)入野自由、竪山隼太、内藤栄一、松田佳央理
本作は、時代の変化に取り残され、自立できない息子たちを抱えて苦悩する老セールスマン一家の崩壊を描いた、演劇の金字塔。
中島は、今回演じるビフという役、そして作品の核心について深い洞察を明かした。「人は、自分を定義するアイデンティティや肩書きみたいなものがないと不安になる生き物だと思います。何者でもない自分でいる状態が怖い。だから何者かになろうとする」と語り、現代社会にも通じる心の機微に触れた。
さらに「周りが求める期待に応えようとすればするほど、本当の自分との差に耐えきれず、いつか自分の心を壊してしまいます。過去の輝きに囚われることなく、“本当”の自分や、“今”の自分を自認する勇気を持てるか。そんな要素がビフを演じる上で、ひいてはウィリーと対峙する上で大事な気がします」と、役作りの指針を力強く語っている。
イッセー尾形は「“今だからこそ意味がある”と思われる作品にしたい」と意気込みを見せており、中島がその高い壁にどう立ち向かうのか、世代を超えた実力派二人の共演に期待が高まる。中島は「演劇の金字塔である作品に参加するのはとてつもなく緊張しますが、このような機会をいただけたことに感謝し、しっかり学ばせていただきます」と謙虚に、かつ熱を込めて語った。
東京公演は、6月26~28日まで東京芸術劇場プレイハウスにて上演される。
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