KAT―TUN伝説のラストライブへ 〝最後の約束〟でどんな奇跡が待つのか

KAT-TUN

今年3月末に解散したKAT-TUNが8日、ラストライブ「Break the KAT-TUN」を千葉・ZOZOマリンスタジアムで開催する。亀梨和也、上田竜也、中丸雄一の3人がグループとして立つ最後のステージ。デビューから約20年、波瀾万丈の歴史を駆け抜けたメンバーが刻む最終章は、一体どんなものになるのだろうか。

2006年、デビュー曲「Real Face」でミリオンセラーを飛ばし、芸能界に殴り込みをかけた6人組。ワイルドなスタイルは、またたく間にお茶の間を席巻し、トップアイドルの座に駆け上がった。

だが、その道のりは決して平坦ではなかった。栄光の裏で、グループは常に激震に見舞われ続けた。10年に赤西仁、13年に田中聖、16年に田口淳之介と、メンバーが次々と脱退した。

それでも、残った3人は歯を食いしばりグループを守り抜いた。充電期間を経て力強く復活しファンを魅了し続けたが、今年3月、ついに解散を決断。それぞれの道を歩み始めた。

そんな彼らが、ファンのために再集結する。まさに〝最後の約束〟。ライブが20年の軌跡を凝縮した、まさに一時代を築いたグループの名にふさわしい最高のステージになることは間違いない。

元メンバーの出演の有無も注目される。ライブ当日の11月8日は、亀梨、中丸、そしてグループを最初に去った赤西の3人が旧ジャニーズ事務所に入所した記念日にあたる。この運命的すぎる符合に「サプライズ出演」を期待する声もある。

もちろん、現実は甘くない。赤西は自身のXで「KAT-TUNのラストライブに出る予定はありません!」と出演をきっぱり否定。音楽関係者も「それぞれが異なる道を歩んでいる。グループ脱退後に問題を起こしたメンバーもおり、出演の可能性は低いでしょう」と分析する。

だが、常識を打ち破ってきたのがKAT-TUN。タイトルに冠された「Break the KAT-TUN」は、常識やグループの歴史を〝破壊〟し、誰も見たことのない衝撃のフィナーレを届けるという3人の決意表明なのかもしれない。

果たしてどんなラストが待つのか。決して悲しいだけの別れではなく、メンバーがそれぞれの道でさらに輝くための、明るい未来を予感させる希望に満ちた一夜となるはずだ。伝説の目撃者になる準備はもうできている。(トピクル取材班)

この記事のフォト(1枚)

  • KAT-TUN

関連記事

お気に入り記事一覧

お気に入りがありません。

プレゼント