KAT―TUN、涙のラストライブ 51曲で紡いだ25年、赤西仁ら3人の映像と声も

3月31日に解散したKAT―TUNが8日、ZOZOマリンスタジアムでラストライブ「Break the KAT―TUN」を開催した。KAT―TUNとしての最後の3人の姿を目に焼き付けようとファン3万人が集結。グループの軌跡をたどるように、全シングルの表題曲を含む51曲を熱唱した。紆余(うよ)曲折ありながら25年間進んできた船が帆を下ろした。

ラストライブを行ったKAT-TUNの(左から)中丸雄一、亀梨和也、上田竜也

夕暮れのZOZOマリンスタジアム。KAT―TUNコールが響く中、最後のステージが幕を開けた。亀梨和也の「野郎ども、最後の出航だ!」という合図で、海賊船をイメージしたステージの上方約18メートルから登場。ジュニア時代の曲を次々と披露し、亀梨は「Hey!ハイフン(ファンの総称)!心に宝物詰め込んで帰れ!俺らと最高の歴史をつくるぞ!」と叫んだ。

ラストライブを行ったKAT-TUNの(左から)中丸雄一、上田竜也、亀梨和也

解散発表時の“再会”の約束を果たすべく行われた前代未聞の解散後ライブ。3人で演出を考え、6人時代の映像も流れるなどグループの歴史をたどる3時間となった。オリジナルメンバー6人のメンバーカラーのライトがステージを照らす中、歌ったのはデビュー曲「Real Face」。赤西仁、田口淳之介、田中聖の歌声とともに歌唱するエモーショナルな演出に、ファンからは大歓声が上がった。

ラストライブを行ったKAT-TUNの(左から)上田竜也、亀梨和也、中丸雄一

フィナーレにはそれぞれの思いがあふれた。上田竜也は「本当に素敵な人生を歩ませてくれてありがとう」と目を潤ませ、中丸雄一も「めちゃくちゃ良かった四半世紀でした」と涙ながらに感謝した。亀梨は「青春でした」と感慨に浸り「想像もできない景色をそれぞれがつくって共有して、また何かの青春ができたらと思ってます」と再集結を願った。

別れを惜しむ3人と観客が「We are KAT―TUN」と叫ぶと、3000発の花火が打ち上がり、最後の曲「Real Face#2」へ。途中でシャンパンをかけあい飲むなど最後までらしさ全開。歌い終えると亀梨はマイクを通さず「ありがとう」と伝え、3人は煙の中に消えた。最後までハイフンの心をわしづかみにしたまま、KAT―TUNは伝説となった。

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  • ラストライブを行ったKAT-TUNの(左から)中丸雄一、亀梨和也、上田竜也
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