【コンサート回想】心が震えたKEY TO LITアリーナ公演。「デビューは通り道」確信させた夜

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最近のコンサートで印象に残っているのは、と問われれば、ジュニアのKEY TO LITの初単独アリーナツアーが間違いなくそのひとつに入るだろう。それほどまでに未来を確信させられたライブだった。

度肝を抜かれたのは、オープニングからだ。ステージ上空に浮かぶ「奇天烈」の三文字。その中央からメンバーが降臨する規格外の演出は、単なる派手さだけではない。彼らが掲げる「〝きてれつ〟という言葉を自分たちの代名詞にする」という野望を、初のアリーナ公演でいきなり具現化してみせたのだ。その大胆不敵さと有言実行の精神に、早くも大物ぶりを予感せずにはいられなかった。

パフォーマンスも素晴らしかった。結成からわずか半年とは思えないほど、ダンスと歌がシンクロしていた。5人でステージに立つことへの喜びと覚悟が、大きなエネルギーとなって客席に突き刺さってくるようだった。

しかし、囲み取材ではその完璧な姿は片鱗もなかった。猪狩蒼弥について、佐々木大光が「楽屋でお尻に化粧水つけてる」と暴露。会場は爆笑の渦に包まれた。クールなパフォーマンスと、やんちゃな素顔とのギャップこそが、最大の魅力だと確信した。完璧でありながら、どこか人間臭い。だからこそ、ファンは彼らを愛し、支えたくなるのだろう。

そして、クライマックス。岩﨑大昇が叫んだ「デビューは通り道。俺たち国立競技場に絶対立ちます!」。この言葉を聞いた時、ビッグマウスだとは全く思わなかった。むしろ、目の前で繰り広げられた圧巻のステージが、その言葉に説得力を持たせていた。会場を揺るがした大歓声は、そこにいた誰もが、その夢が叶う未来をはっきりと見た証拠だ。夢のステージに立つ彼らの姿が、今から楽しみで仕方ない。(トピクル取材班)

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