IMP. 影山拓也インタビュー② 初の連続ドラマ出演や役作りに役立った人間国宝の教えとは?

ポーズを決める影山拓也(撮影・大城 有生希)

IMP.の影山拓也がテレビ東京ドラマ「Qros(キュロス)の女」(月曜後11・06)で見せる表情豊かな演技が話題だ。週刊誌の政治班から異動となった新人芸能記者役で、主演の桐谷健太演じる敏腕記者とコンビを組む。仕事に疑問を抱きながら成長していく記者をリアリティーたっぷりに演じている。初の連続ドラマ出演や役作りに大変役立った人間国宝の教えなどを語った。【その②】

――普段の台本の覚え方は?

「僕はもうひたすら読んでます。読んで読んで読んで、一回空に向かって言って、間違えたらもう一回、始めからという形ですね」

――これまで出演した作品で最も影響を受けた俳優は?

「僕はこの間までやっていた星列車で行こうで演出を手がけられた坂東玉三郎さんですね。“芸は隠すな”ということと、“言葉を発する時にちゃんと想念で発しているのか。もしちゃんと気持ちが動いていないなら、ちゃんと自分の気持ちが動くまで、そのセリフは発してはいけない”と言っていただいたことが自分の中で凄くふに落ちました。今後の僕の俳優人生に大きく影響する言葉をいただいたなと思いました。本当に発する言葉が違いますね」

――芝居の動きも玉三郎さんに見てもらったのか?

「芝居の指導もそうですし、歌唱も全部見ていただきました。もちろん自分なりに考えたものを相談させていただいて“それいいね”と意見交換もありました。(印象に残っているのは)舞台の芝居中に話す時に首で話さないでと言われましたね。セリフを言う時に首が大きく動くかもしれないけれども、それを止めてと言われましたね。何も動かなくても相手に気持ちが届くようにやってごらんというのはめちゃくちゃ難しかったです。何か物を訴える時も、前かがみになる癖があるから、それもなしでと言われましたね。私はこのままでも思いを伝えられるよと実際に指導してくださいましたね」

自然な演技が注目を集める影山拓也

――その指導はドラマにも生きている?

「そうですね。それこそ想念という意味では、ただただ話すのではなく、なぜ自分がこのセリフを言っているのかまで考えてセリフを発しています。生きているかはお客さんが作品を見て決めることなので、自分ではなんとも言えないですが、僕はそれを凄く意識して演じています」

――今後出てみたい作品は?

「なんでもやりたいですよ。桐谷さんが面白そうとおっしゃっていたのがお坊さんですね。そういうのもやりたいですね。あと一つ、これは芝居とか全然関係ないんですけれども、僕の憧れがあるんです。今回少しかなったんですけれども、役で髪の毛の色だったり、髪形を大幅に変えたいというのがあるんですよ。今回、前髪が凄く短くなっていて、うれしいんですよ。役で髪の毛切るってかっこよくないですか。それができてるのはうれしいですし、今後金髪とかもやってみたいです。さっき言ったお坊さんの役を演じる時はかつらではなく、本当に丸刈りにしますよ」

――今、最も興味のある髪形は?

「金髪の丸刈りとかどうですか。それは冗談ですけれども、めちゃくちゃ伸ばすというのも面白いかもしれませんね。それこそもっと短髪もいいと思いますし、奇抜に染めるというのもやってみたいですね。役でヘアチェンジしてみたいですね」

――自身は最近髪形は変わっている?

「僕は全く変わらないです。ここ3、4年はずっと同じスタイルだったんですけど、今回の出演で前髪をパツンと切りました」

――「Qrosの女」は自身にとってどのような作品になりそうか?

「僕個人で言うと俳優影山拓也をより多くの人に知ってもらえるチャンスだと思っています。グループも同じでIMP.というグループがよりたくさんの人に知ってもらえるチャンスだなと思っています」

――リーダーとしてIMP.が今後目指す目標は?

「僕たちがよく口にしているのがIMP.を知らない人がいないという状態を作ることです。IMP.という名前を世界中に広めていきたいというのもあるんですが、やっぱり時代を変えたいですよね。IMP.と聞いて“誰もがあの子たちね”となるようになりたいです」

ポーズを決める影山拓也(撮影・大城 有生希)

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