THE RAMPAGE 武知海青、団体デビュー戦で見せたドロップキックの高さがポテンシャルを証明

武知海青(左)は佐々木大輔を激しく攻める (撮影・西川祐介)
THE RAMPAGEの武知海青が13日、東京・後楽園ホールでDDTプロレスリング所属レスラーとしてデビュー戦を迎えた。高いドロップキックなどを武器に観客から声援を浴びた。パフォーマーとプロレスラーの二刀流という前人未到の道を本格的に歩み始めた武知。「もっとDDTを盛り上げて、プロレスを盛り上げていけば、大きな旋風が起こせるんじゃないかと思います」と意気込んでいる。
昨年2月の初リングから数えて4戦目。団体所属のデビュー戦を通して、レスラーとしての将来を分析してみた。
武知の武器はなんといっても、TBS「最強スポーツ男子頂上決戦」で3連覇を成し遂げた抜群の身体能力だ。その能力だけでなく、パフォーマー仕込みの空中姿勢も見栄えが良い。
その両方の武器が生きるのがドロップキックだ。試合では何度も窮地を救い、向かってくる相手にも果敢にキックを突き刺した。身長1メートル75の岡谷英樹の首に命中させるなど、その打点は申し分ない。実況もあまりの高さに舌を巻いていた。

IWGP世界ヘビー級選手権60分1本、ウィル・オスプレイ(左)にドロップキックを放つオカダ・カズチカ。(撮影・島崎忠彦)
ドロップキックは新日本プロレスを長年けん引したオカダ・カズチカらも得意とした技。武知の〝高さ〟は、すでにそうしたプロレス界のエース級の選手と肩を並べるポテンシャルを秘めている。
高い身体能力と華麗な技を見せた一方で、課題が見えたのは技の受けとコンビネーション技だ。リング外に飛んでいき相手にぶつかる技「トペコンヒーロ」では、パートナーの上野勇希と息の合わせることができず、やり直す場面もあった。ただ、長い手足を生かした〝飛行姿勢〟の良さは改善点を補って余りあるものだった。
技の受けも今後の練習次第でさらにうまくなっていくことが期待されている。指導する上野も「新しいことだけではなく、今やっていることの精度を上げることも重要。今いるところの先が楽しみ」と期待を寄せている。
今後パフォーマーとして心配されるのが、プロレスでのケガ。プロレスにケガは付きもの。技の受け方を間違えると数カ月の長期離脱や最悪命に関わることもありえる。ケガに気をつけながら、今後もリングで輝く武知の活動に今後も注目していきたい。(前田 拓磨)

勝利を飾った(左から)彰人、武知海青、上野勇希(右端) (撮影・西川祐介)
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