【トピクル2・5次元俳優インタビュー】丸山龍星(4)「一癖ある役にやりがい」「悪役向いているかも」 直筆サイン入りプレゼントも
トピクルでは新たに、漫画やアニメなどが原作の舞台に出演する2・5次元俳優の活躍を取り上げていきます。第1弾として、2022年に大人気舞台シリーズ「新テニスの王子様」への出演を果たすなど注目の俳優丸山龍星に単独インタビュー。これまでの役者人生を振り返ってもらった一問一答を全5回に分けてお届け。その(4)では、役作りのこだわりについて熱く語っています。

青空をバックにジャンプする丸山龍星(撮影・村上 大輔)
――演じやすい役、演じにくい役は?
「『ワールドトリガー the Stage』大規模侵攻編」という作品に出させていただいた時に初めて悪役をやったんですけど、その時に楽しくて楽しくて仕方が無かったんです。たぶん、向いているんだろうなと思いました。お客さんも含めて回りからの評価も凄く良くて、事務所のスタッフさんとかの反応もこれまでと全然違いました。その舞台から、ちょっと変わった役のオファーが来るようになりました。自分自身、一癖ある役の方が演じる上でやりがいも感じるので、悪役も向いているのかもしれないですね。
――役作りでは役との共通点を探すことが多いとのことでしたが、悪役の時にはどうしてますか?
僕は、中学生くらいまで友達からイジられたことが一切なくて、どちらかというと、いたずらが好きで友達をイジる方でした。でも、中3の頃にみんなの輪の中心にいる人って、イジられてる人だなというのに気づいて、高校に入ってから初めて人にイジられにいくようになりました。だから、イジる側もイジられる側も、どっちの経験も持っているんです。悪役の時は、僕のいたずらっ子でイジるのが好きな面を引っ張り出しているんだと思います。

ポーズをとる丸山龍星(撮影・村上 大輔)
――役との共通点で言うと、ミュージカル「『新テニスの王子様』 The Second Stage」などで演じた毛利寿三郎は器用で天才肌なキャラクターですが、丸山さんご自身は不器用で努力家と正反対だが、この時はどう役作りしました?
確かに彼は天才で器用な人間で、そういった面では不器用な僕とは違いました。でも、ひとり親という点や、普段から先輩が多い中にいるという所で共通点がありました。さらに、(U―17W杯日本代表高校生の)Genius10の中で、回りが高校2、3年生の中で唯一の1年生で、先輩たちの輪の中に入っていくということは、ただ単にひょうひょうとしているわけじゃないなというのが役作りをしていく中で見えたりしました。キャラクターとして原作などで説明されていない所を自分の中で想像することが1番大事なんだと思います。

ポーズをとる丸山龍星(撮影・村上 大輔)
――ただそのキャラクターになりきるのではなく、丸山さんらしさを出すことを大切にしているんですね?
そうですね。もちろん人によって役作りの方法は違うと思いますし、どれが正解というのはないと思います。原作のキャラクターに忠実にやる人もいれば、僕みたいに自分の色を出してみようとする人もいる。
アニメや漫画だとカット割りがあってセリフがある場面以外は基本的に描かれていませんが、舞台ではセリフが無い時も舞台上に立っています。セリフがないからといって、何も考えずに立っていることはあり得ないんです。原作に描かれていない部分を自分で想像することが、2・5次元作品の中で大事なのかなと思います。
原作に描かれた部分しか見えていないと、セリフがないところで、キャラとして、役として立てなくなる、生きられなくなると思います。周りのセリフを聞いて、そのキャラクターがどう考えているのか、何を思っているのかということを考えるようにしています。原作があるとはいえ、ちゃんとお芝居することが大事だと思っています。だから、僕は2・5次元もストレートの舞台も違いはあまり考えないようにしています。
◇丸山 龍星(まるやま・りゅうせい)1995年7月15日生まれ、神奈川県出身。舞台を中心に活躍し、4月に上演された2・5次元作品「『薄桜鬼 真改』土方歳三 篇」にも山南敬助役で出演。特技はバク転、殺陣、乗馬。乗馬ライセンス5級取得。
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