東山紀之<一問一答>沢口靖子とのコラボは・・・

俳優の東山紀之が、9日に最終回を迎えるテレビ朝日の主演ドラマ「刑事7人」(水曜後9・00)で、16日から同枠でスタートする「科捜研の女」の主演女優・沢口靖子と32年ぶりに共演することになった。人気シリーズの主演を務める〝旧友〟との顔合わせ。その一問一答をお届けします!

テレビ朝日「刑事7人」で主人公・天樹悠演じる東山紀之(左)と同局「科捜研の女」で主人公・榊マリコを演じる沢口靖子

――「刑事7人」×「科捜研の女」バトンタッチコラボが決まった際のお気持ちを教えてください。

「沢口さんのご活躍は拝見してきましたし、京都の撮影所ですれ違ったときにお話しすることもあったのですが、共演は実に32年ぶり。お互いドラマシリーズを継続する立場として、年月を経てこうやって作品で〝出会う瞬間〟をいただいたことには感慨深いものがあります。ミステリーでありながら人間ドラマを描く、水曜9時枠ならではのコラボだなと感じました」

――32年ぶりに沢口さんと共演していかがでしたか?

「最初に沢口さんと共演した(90年にTBSで放送された)『源義経』では義経と静御前、その後は(91年に同局で放送された)『源氏物語』の光源氏と夕顔だったので、その関係性とはまた違う、リアリティーのある世界観で同じ空間にいるのがちょっと不思議な感じがしましたね。でも、とてもいい時間でした。今シーズンのスタート直前に『特捜9』の井ノ原(快彦)ともバトンタッチでコラボしましたが、沢口さんとのコラボは新鮮でうれしいです(笑い)」

32年ぶりに共演した東山紀之と沢口靖子

――お互いの作品への印象を教えてください。

「『科捜研の女』は現行連ドラ最多シリーズ記録を更新し続けていますが、取り上げる事件やゲストが変わるので毎回、新しい作品に挑んでいるといっても過言ではないですよね。だからこそ、体力的にも精神的にも強くないと、継続は難しいと思います。沢口さんが今日まで主演を続けているのは、本当に凄いこと。『科捜研の女』は、継続することへの勇気をもらえるドラマだなと思っています」

――「刑事7人」最終回の見どころを教えてください。

「今回は『刑事7人』のシリーズの中でも、正義とは何か、それに立ち向かっていく勇気とは何か、非常に考えさせられる、切ない物語です。事件とは、関わった人たち誰もが無傷ではいられないもの…。その真実味を描きたいと考えていたので、そこを感じていただければうれしいです」

――バトンをお渡しする沢口さんにエールを。

「今回はバトンをお渡しする立場でしたが、こちらもまたバトンを受け取ることができるよう、いい作品を作っていきたい、その使命を果たしていきたい、という思いでいっぱいです。そして、できれば沢口さんにはまた『刑事7人』の世界にいらしていただきたいなと思っています。むさ苦しい世界観ですが、吉田鋼太郎さんがめちゃくちゃ喜ぶと思います(笑い)」

――視聴者にメッセージを。

「『刑事7人』と『科捜研の女』は、世界観はもちろん事件へのアプローチの仕方も違いますが、ともに真実に迫っていく面白さがあると思います。ぜひこの枠ならではのコラボレーションを楽しんでいただければうれしいですね」

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