LUNA SEA・INORAN、真矢さん訃報の日にソロ公演「真ちゃんが遺してくれたレガシーを持って続けていく」

ロックバンド「LUNA SEA」のギタリスト・INORANが23日、ソロライブ「Determine 2026 ―CLASSICAL ニライカナイ―」を神奈川・ビルボードライブ横浜で開いた。

神奈川・横浜でライブを行ったINORAN(撮影・石井麻木)

この日の未明、バンドを支えるファンクラブと、公式サイトでドラムス、真矢(しんや、本名山田真矢=やまだ・しんや)さん(享年56歳)が17日に帰らぬ人となったことを公表。

演奏前に1人でステージに上がったINORANは「2月17日。真矢くんは僕たちに情熱を、愛を託して旅立ちました。真ちゃんは楽しいことも、みんなの笑顔を見ることも大好きだから、いつも通りライブをやらせていただきます」と一礼。ソロツアーのメンバーを招き入れると、胸の前で十字を切り、天を仰いでいた。

不安そうに見つめるファンの背中をさするように、温かい歌声で10曲以上を披露。傷ついた心を癒やした。 バンドのライブでは、ギターを演奏しながら、縦横無尽に駆け回り、観客をわかせる姿が印象的だが、この日はマイクを手に、終始笑顔で一人一人に思いを届け続けた。

中盤に披露した「存在のカケラ」では、両手でスタンドマイクを握り、体を大きく揺らしながら感情をぶつけた。失った人への思いを重ねられる歌詞に、心を揺さぶられたファンがすすり泣く声が会場に響いていた。

1部終演後の楽屋では「何度かこみ上げた。真ちゃんはいつも俺に試練を与えるんだ」と苦笑い。「俺はこれからLUNA SEAのお笑い担当になるんで。ほらJは面白くないじゃん」と冗談交じりに言うと、泣きそうな笑い顔を見せた。

2部でも熱いステージを展開。“お笑い担当”としてトークでもわかせた。

日本勢が大活躍した「ミラノ・コルティナ五輪」について触れた場面では、「スポーツを盛り上げるために、『1点』っていう曲を作ろうと思って」と思わぬ構想を発表。「『逆転』とかさ」とたたみかけると、噴き出すファンの姿もあった。

終盤には「僕、9月が誕生日なんですけど、先に祝ってもらってもいいですか?」とフロアを見渡すと、「ごめん、ウソです」とすぐに撤回。「俺、結びの言葉が下手なんですよ」と反省していた。

ライブは、昨年9月にリリースしたソロアルバム「ニライカナイ ―Rerecorded―」をクラシカルアレンジし、この日横浜で開幕した。

メンバー紹介を経た最後には「今日はこんな日に、俺のわがままでライブを執行して、みんなも付き合ってくれてありがとうございます」と笑顔。「僕は真ちゃんが遺してくれたレガシーを持って、LUNA SEAも、ソロも続けていきます。今日は本当に来てくれて、ありがとうございました」と感謝した。

大きな拍手に20秒以上頭を下げると、両手を合わせて会場を後にした。ツアーは全3都市で開催。3月8日にビルボードライブ大阪、同月13日にビルボードライブ東京でも行われる。(西村 綾乃)

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