AKB48出場で「白組不足」が拡大、嵐の“ラスト紅白”に向け高まる期待と現実

NHKが3日、大みそかの「第76回NHK紅白歌合戦」にAKB48が出演することを発表した。現役メンバーのほか、OGの前田敦子、高橋みなみ、小嶋陽菜、板野友美、峯岸みなみ、大島優子、柏木由紀、指原莉乃の8人も出演。紅組で出場するという。これで今回の出場歌手は紅組が21組、白組は17組となり、11月時点での3組差から、さらに白組が少ない状況が際立った形だ。今回の発表は、いまだ出場が決まらない大物アーティスト、特に来年で活動を終了する嵐の動向に改めて注目を集めるきっかけとなった。

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嵐は、その功績やファンからの待望論もあり、以前から白組の目玉候補として名前が挙がっていた。11月の出演者発表でその名前はなかったが、NHK側は「期待値の高いアーティストについては継続的に交渉させていただきます」とギリギリまで交渉を続けると明言しており、12月に入っても水面下での調整が続いている模様だ。

ただ、芸能関係者は交渉難航の可能性を指摘する。11月29日に放送された櫻井翔が総合司会を務める日本テレビ「ベストアーティスト2025」に嵐は出演しなかった。さらに、相葉雅紀が司会を務めるフジテレビ「FNS歌謡祭」にも嵐は出演しない見込みだ。同関係者は「メンバーが司会を務める“身内”とも言える番組への出演を見送る以上、NHKの紅白だけを特別扱いする形での出演は、これまでの関係性を考えても難しいのではないか」と指摘する。

果たしてこれからどんなアーティストの追加出演があるのか。ファンは最終的な発表まで、期待と不安の入り混じった気持ちで待つことになりそうだ。(トピクル取材班)

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