【KAT-TUNラストライブ】別れと希望が交差した夜、亀梨・上田・中丸が紡いだ最後のあいさつ
解散したKAT―TUNが8日、ZOZOマリンでラストライブ「Break the KAT‑TUN」を行った。ライブのフィナーレ、3人の言葉は会場を埋めた声と涙を一つにし、観客の胸に深く刻まれた。最後のあいさつを振り返る。

ラストライブを行ったKAT-TUNの(左から)上田竜也、亀梨和也、中丸雄一
上田竜也は、始まる前の複雑な胸の内を率直に明かした。「今日が来なければいい」と願う気持ちと「早くステージに立ちたい」という高揚がせめぎ合っていたという。だが実際に目の前に広がる景色を見て「本当にすごい幸せでした」と笑顔で語った。数年前の取材で「もし自分が死ぬならどの思い出を持っていくか」と問われ、迷わずKAT―TUNのライブを挙げた。その“思い出”がまさにこの瞬間となることを確信したといい、最後は「KAT―TUNの上田竜也として最後のコメントになる」に前置きした上で「素敵な人生を歩ませてくれてありがとう」。その声は、誰の胸にも響いた。
中丸雄一は、四半世紀を振り返り「本当に人に恵まれた」と感謝を口にした。関係者、メンバー、そして何よりもファンの温かさに支えられた時間だったと回想。終幕を迎えることの悲しさと、こうした場を設けてもらった喜びが交差する中で、未来については明言せずとも「どこかで交わるかもしれない」という希望を残した。その言葉は、再会への温かな期待を感じさせた。
亀梨和也は、結成当時の10代から続いた青春そのものを思い出として語った。KAT―TUNは「自分の青春」であり「誇り」。ライブを重ねるたびに想像を超える景色を見せてもらったことへの感謝を述べ、これまでの歩みを「心の宝箱」にしまい、それぞれがそのぬくもりを持って新たな一歩を踏み出してほしいとエールを送った。「また何かの青春ができたらいいな」と前を向く言葉は、終わりが新しい始まりへとつながることを信じさせる。
3人の言葉は、悲しみだけではない。感謝、誇り、そして未来への期待が混ざり合い、会場には温かな余韻が満ちていた。ファンと共に歩んだ24年――それは終幕でありながら、多くの心に残る大切な物語として続いていく。(トピクル取材班)
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