東方神起オーラス詳細ライブレポ! 通算30回目の東京ドーム公演「東方神起 LIVE TOUR 2023 ~CLASSYC~」
韓国男性デュオ「東方神起」が25日、東京ドームでのオーラス公演を終えて、2月からスタートした全国ツアー「東方神起 LIVE TOUR 2023 ~CLASSYC~」の幕を閉じた。日本ツアーを敢行するのは2019年の全国5大ドーム以来、約3年ぶりとあり、各地から集まったBigeast(ファンの呼称)が東京ドームを真っ赤に染めた。東方神起にとって通算30回目となった今回の東京ドーム公演により、海外アーティスト最多公演記録を更新した。
オープニングにふさわしい「MAHOROBA」でステージが始まると、チャンミンは「僕たち東方神起は皆さんと最高の1日を送りたいと思います」と挨拶。ユンホが「東京ドームのみんな、今日もちゃんとついてきてくれますか?」と叫び、会場は一体感に包まれた。
5曲目の「信じるまま」では、透明のムービングステージ(ムビステ)が後方座席まで移動し、アリーナやスタンド席のファンが沸いた。ステージが大揺れするのも気にせず2人はパワフルなパフォーマンスを見せる。
「I Think U Know」では再びムビステが動き出し、アリーナを移動しながらメインステージに戻っていく。観客の真上を通過する透明のムビステ。真下から推しを見られるチャンスなんて、そうそうない。2人のダンスの応酬、そしてダンスブレイクで駆け上がっていくビートがさらに会場のボルテージを上げていく。
ソロステージではユンホが「Thank U – Japanese Ver.-」を披露。銃を構えるポーズで笑顔を浮かべ、アウトローな雰囲気を醸し出せば、チャンミンは「Fever – Japanese Ver.-」で得意の高音を生かした歌唱で魅了する。力強い曲の中心で君臨するチャンミンには王者の風格があった。
「High time」から始まり「Rat Tat Tat」「Hot Hot Hot」「Lime & Lemon」などサマーソングが続く楽しいセクションでは、2人が分かれてトロッコに乗りアリーナ席へ。間近でファンの笑顔を嬉しそうに眺めながらファンサを繰り返せば、会場がBigeastの大きな掛け声と大合唱に包まれた。
さらにトランペット、サックス、トロンボーンなどを擁するバンドの演奏がステージを盛り上げる。特に「Epitaph~for the future~」では重厚なバンドサウンドが楽曲をよりドラマチックに。実はバンドサウンドに合わせてパフォーマンスをするのは難しいが、これまでもバンドと共にステージを作り上げてきた東方神起にとってはお手のもの。ダンサーを含め、お互いを信頼するチームの絆の強さを感じた。
「Bolero」では2人の奏でるハーモニーが涙を誘う。向かい合いながら、ワンフレーズずつ歌い合う姿がとにかくエモい。ユンホの声量と、チャンミンの高音のシャウトが東京ドームの空間をすべて埋め尽くす。2人が舞台から降りた後も続くバンド演奏が余韻を残すようで美しかった。
後半からアンコールにかけては「Rising Sun」「CLAP!」など懐かしい楽曲が続く。「Rising Sun」は、もはや彼らの代名詞的な楽曲だ。火花が噴き上がる派手な演出に掛け声が加わり、ダンスにも熱が入る。ラストのユンホのソロダンスも相変わらずの暴れっぷりだ。「CLAP!」はなんと「3rd LIVE TOUR 2008 ~T~」以来、約15年ぶりの披露だったという。
再びトロッコに乗り込んだ2人はアリーナの外周を移動しながら「OCEAN~ウィーアー!~Summer Dream~Somebody To Love」と再びサマーソングで会場を盛り上げた。アンコールならではの開放感たっぷりのムードの中、サイン入りのフリスビーやボールを投げてファンとのやり取りを楽しんだ。
エンディングを飾ったのは「With Love」。この曲はBigeastにとっては特別な思い入れがある。2015年、ユンホが入隊前最後の日本でのライブで号泣しながら歌唱したのだ。それもまた東京ドームでのワンシーンだった。あれから8年、通算30回ものドーム公演を行ってきた東方神起は、その度にファンとの思い出をこの地に刻んできた。
最後にユンホは「これからも東方神起と一緒に長く長く付き合ってくれませんか?また必ずここで会いましょう」とファンに語りかけ、チャンミンは「できる限り皆さんのために思い切り歌わせてもらいたい、踊らせてもらいたい、ステージの上に立たせてもらいたいです」と熱い想いを届けた。
ユンホは6月上旬に足首を負傷。17、18日の京セラドーム公演では、つらそうな様子にファンから心配の声が上がっていたが、オーラスではケガをしていることを忘れるほどにパワフルに踊った。ユンホのプロフェッショナルぶりと、ステージへの想いがこちらにも伝わってくる。チャンミンいわく「医者に驚かれるほど回復が早い」とのことで、完治も近いだろう。
韓国では後輩アーティストたちがリスペクトの意味を込めて、東方神起のことを「レジェンド」と呼ぶ。そんな彼らは今年でデビュー周20年を迎える。共に苦楽を乗り越えてきた2人は生きる伝説としてこれからも突き進む。
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