<「モナキ」インタビュー連載①>純烈の弟分4人組が巻き起こす「なんでやねん」な旋風、幕を開けた4人の挑戦
突如として現れた4人組の新星が社会現象を巻き起こしつつある。その名は「モナキ」。スーパー銭湯アイドルとして確固たる地位を築いた「純烈」のリーダー・酒井一圭がプロデュースする弟分グループだ。グループ名は「名もなき」に由来する。その名が示す通り、世間的には無名の存在だった4人が今、熱狂の渦の中心にいる。(トピクル取材班)

<モナキ インタビュー>ポーズを決めるモナキ(左から)おヨネ、ケンケン、サカイJr.、じん(撮影・会津 智海)
きっかけは、4月8日に発売されるデビュー曲「ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど」のダンス動画だった。TikTokに投稿された動画は「ダサいけど一度見たら忘れられない」と主に若者世代の間で爆発的に拡散。関連動画の総再生数は、5億7000万回を超えるという驚異的な数字を記録している。
その人気ぶりはすさまじく、デビュー前の新人としては異例の事態を引き起こしている。3月、愛知県や福岡県などで開催されたPRイベントでは、いずれも2000人を超えるファンが殺到。会場が混乱をきたし、安全確保を理由に中止となるケースが相次いだ。まさにフィーバーと呼ぶにふさわしい状況の中、メンバー自身は一体何を思うのか。

<モナキ インタビュー>ポーズを決めるじん(撮影・会津 智海)
モナキは、2023年に開催された「セカンドチャンスオーディション」で約1000人の応募者から選ばれた、じん(39)、ケンケン(29)、サカイJr.(37)、おヨネ(28)の4人で構成される。俳優や1級建築士の資格を持つ大手デベロッパーの元社員など、その経歴は異色だ。
デビュー前から大きな注目を浴びる現状について、メンバーは喜びと同時に冷静な視線を向けている。ムードメーカーのケンケンは「本当に“なんでやねん”ですよ」と、曲名にかけて率直な心境を吐露する。地元の友人から突然連絡が来るなど、反響の大きさを実感しているという。しかし、その一方で「あの時の勢いだけだったと言われないよう、基礎の力をしっかりつけていかないと」と、浮かれることなく気を引き締めている。

<モナキ インタビュー>ポーズを決めるサカイJr.(撮影・会津 智海)
グループ最年長で精神的支柱でもあるじんは「嬉しい反面、同じくらいの焦りや不安も感じている」と、急激な状況の変化に対する戸惑いを隠さない。経験値がファンの期待値に追いついているのか、という懸念を抱きながらも「ずっと応援してくださる方々が報われるようなグループでありたい」と、ファンへの感謝と誠実な姿勢を滲ませた。
グループの魅力は、そのバックグラウンドに裏打ちされた大きな夢にもある。大手企業での安定したキャリアを捨てて芸能界に飛び込んだサカイJr.は「親孝行のためにも、いつかNHK紅白歌合戦に出たい」と力強く宣言。芸能活動はキャリアの転身ではなく「さらに厚みを増す」ための挑戦だ。

<モナキ インタビュー>ポーズを決めるケンケン(撮影・会津 智海)
そして、一度見たら忘れられない強烈な個性でグループのアイコン的存在となっているおヨネは、プロデューサーの酒井からかけられた言葉を胸に「歌謡歌手として海外フェスに出たい。具体的にはコーチェラです!」と、世界を見据えた壮大な目標を掲げる。菅田将暉を意識した?というボブヘアを振り乱して踊る姿は、グループの顔として広く浸透し始めている。
「名もなき」として始まった4人の物語。この熱狂を一過性のものとせず、本物のムーブメントへと昇華させることができるのか。その挑戦は、今まさに幕を開けたばかりだ。(つづく)

<モナキ インタビュー>ポーズを決めるおヨネ(撮影・会津 智海)





