【ききみみ】新しさを更新し続けるSHINeeには期待しかない!公開中のコンサート映画を見たシャウォルの思い
3月15日から、SHINeeのコンサート映画「MY SHINee WORLD」が全国の映画館で公開中だ。デビュー15周年を記念して制作された本作は昨年、韓国で公開されて以来、日本での上映を望まれていた。
私たちシャウォル(ファンネーム。SHINee WORLDの略、以下同)にとって、SHINeeはかけがえのない存在だ。まさしく映画に登場するファンがそれを体現してくれている。猪突猛進にスケジュールを追いかけていた頃に聴いていたのも、疲れ切った時に力をくれるのも、いつだってSHINeeの音楽だった。この作品には、オニュ、ジョンヒョン、KEY、ミンホ、テミン。彼らと私たちシャウォルが刻んできた、幸せと寂しさが入り混じる大切で愛おしい日々の記憶が詰まっている。
映像は、コンサートツアー「SHINee WORLD」や、ファンミーティングの映像で編纂されており、2008年のデビュー曲「Replay」から、23年の最新曲「HARD」まで数々の代表曲が登場する。楽曲の映像は、これまでのツアーのいいとこどり編集になっていて、「Love Like Oxygen」の水を使った演出や「Everybody」のダンスブレイクなどどれも懐かしいものばかり。
それと同時に、コンサート観覧時の様々な思い出も一緒になってあふれ出てくる。生の歌声を聴けて、パフォーマンスを直に見ることができるコンサートは、何ものにも代えがたい特別なものだ。彼らもまた「コンサートは原動力だ」と語っている姿に嬉しくなった。KEY、ミンホ、テミンが過去を振り返る場面では、デビュー間もない頃のエピソードも知ることができ、彼らの苦労はもちろん、シャウォルへの愛情もひしひしと伝わってきた。
SHINeeはいつからかアルバムを発表する前に、コンサートで新曲を初披露するようになった。映像の中でKEYが「僕らは早すぎたんだよ」と「View」について言及している。今となっては名曲に違いないが、筆者も初見で戸惑った曲が実はいくつかある(笑い)。しかし何度も聴いていると、その曲の世界観にいつの間にかどハマりしてしまうのだ。結果、“あの頃にあの曲を発表できたSHINeeってすごい”という結論に至る。
彼らの出発点である「Replay」の衝撃は今も忘れられない。当時、R&Bの楽曲でデビューする10代のボーイズグループなんて想像もつかなかった。まだ体の線も細くあどけない少年たちが、飛び抜けた歌唱力とダンスで、年上のお姉さんに憧れる恋愛を歌ったのだ。今聴いても全く古さを感じない。それはどの曲にも言えることだ。
映像の最後に「SHINeeはこれからが始まり。僕たちを信じて待っていてくれたら、いつでも新しくかっこいい姿で恩返しします」というミンホの言葉が聞こえてくる。本当に新作を発表するたびに驚かせてくれる。洗練されたグループが次々と誕生していく今のK-POP界ではもはやレジェンドクラスに達しているが、新しさを更新し続ける彼らには期待しかない。そして、SHINeeとシャウォルの絆はこれから先もずっと固く結ばれたまま続いていくだろう。(河野 利枝)
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