KAT―TUN 亀梨和也 主演映画「怪物の木こり」がスペインの映画祭でワールドプレミアとして世界初披露
KAT―TUNの亀梨和也が主演の「怪物の木こり」(監督三池崇史、12月1日公開)がこのほど、スペインの第56回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭でワールドプレミアとして世界初披露された。
スリラーやサスペンス作品が選出されるオービタ部門のクロージングを飾る上映。10年の「十三人の刺客」で観客賞などを受賞し同映画祭と縁の深い三池監督作品ということもあって、約1200枚のチケットは発売即完売の人気。2人がレッドカーペットに登場すると、会場からは歓声と拍手が巻き起こる熱烈な歓迎ぶりだった。
亀梨は、衣装がロストバゲージにより届かなかったため、急きょ現地で購入した黒のスーツ姿。「世界の方のリアクションを感じられるというのは本当に貴重ですね。ドキドキしますし、ちょっとそわそわもします」と素直な気持ちを語り、上映に臨んだ。
19年に「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した、倉井眉介氏の同名小説を実写映画化。サイコパスの弁護士と連続猟奇殺人犯、そして警察や過去の殺人事件の容疑者らを巻き込んだし烈な攻防が繰り広げられる。
血しぶきが飛ぶシーンでは歓声が上がり、上映後の観客は興奮度マックスで拍手喝采。亀梨も「一つ一つにリアクションがあり、本当に集中して見てくださっていたのかなと思います。ネタバレなので言えませんが、最後のクライマックスはブワッと沸いてくれていたので鳥肌が立ちました」と興奮を抑えきれない様子。そして日本公開に向け「見終わった後に、見た人同士でお話をしてもらえるような、何か感じ取ってもらえることもたくさんある作品に仕上がっています。本当に劇場で楽しんでいただきたい」と確かな手応えを感じていた。
▽シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭 毎年10月開催。SF、サスペンス、ホラーなどジャンル映画に特化した作品が主に選出される。ベルギーのブリュッセル、ポルトガルのポルトと並ぶ世界3大ファンタスティック映画祭の一つ。日本映画では過去に北野武監督の「座頭市」が最優秀作品賞、細田守監督の「時をかける少女」がアニメーション部門長編作品グランプリなどを獲得している。
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