BOYS AND MEN<直撃インタビュー③>3月に卒業する勇翔へ〝今〟思うこと、そしてその先の目標へ
名古屋発の6人組男性エンターテインメント集団「BOYS AND MEN(ボイメン)」をTOPICOOLが直撃取材しました。3本立てインタビューその③では、3月に控えた勇翔の卒業にメンバーが感じていることや今後の目標などをお届けします。
――「ヴーカ・ヴーカ~恋の筋肉~」は6人体制で2枚目のシングルになりますね。
本田剛文「6人になって2枚目で、6人としては最後になりますね」
――勇翔さんが3月末にグループを卒業されます。他のメンバーからメッセージはありますか?
辻本達規「まだ意外とどこでも言ってないんです」
本田「意外とね」
辻本「なので、ちょっとまだ難しいかもしれないですね」
田村侑久「(3月17日の)卒業ライブまでは(メッセージを)持っていきたいね」
本田「でも、スタンスとしては、前向きな卒業というか、勇翔の中では、やっぱり目指すところ、やりたいことにさらにまい進するための卒業なのでね。もちろん寂しくなる部分は僕らも当然あるんですけど応援はすごくしている。卒業して、また何かの作品で共演できたらアツいかなと思うんで、お互い次に会う時は高みで会えたら、それが1番いいのかなと思います」
吉原雅斗「それが理想だよね」
本田「僕らもまだ卒業ライブまで時間あるので、多分そこまでに気持ちがさらに熟成されてくるような気はするんですよ。だから、ちょっとまだ実感があるようでない。まだわれわれの中で日常が続いてるんですよね」
勇翔「卒業しますって発表はしましたけど、意外にも、まだこのボイメンの仕事を常にみんなでやり続けてきているので、まだ離れるって実感がわいていない」
本田「日取りが決まってるものの〝いよいよだな〟というのは、なんかまだだよね」
勇翔「(卒業が)近づいてきたら、ちょっと出てくるのかな」
本田「現状のめちゃくちゃ素直な気持ちです」
――事務所では2023年8月に「カラフルダイヤモンド」がデビューし、28日には「SAKURA GRADUATION」がデビュー予定。事務所の長男としてどんな背中を見せたいか?
平松賢人「どうなんでしょうね…」
田村「まあ、見せるもんじゃなくて、見るもんだと思っているんで、俺たちはただ走るだけです」
辻本「…ちょっと意味が分からないですね」
(一同笑う)
田村「(ほかのメンバーに)普通に顔をそらされた(笑い)」
――後輩たちが勝手に見るということですね。
田村「そうです、そうです」
本田「ちょっと言葉が足りなかったね」
辻本「後輩側の話か、俺らが何を見るんだって思ったよ」
勇翔「田村に関しては、ってことね(笑い)」
田村「グループの総意ではなくね(笑い)」
辻本「でも、僕らはずっと、がむしゃらに一生懸命を大事にしてやってきた。そこではどんだけ若い人がいても、やっぱ負けないようにはしたいですね」
吉原「そのパッション面はね。ちょっと受け継いでいただきたい部分ではあるけど、きっとボイメンを見て、ボイメンにできなかったことを後輩たちに、ちょっとやらせてるような気もしてるから…」
一同「事務所がね(笑い)」
田村「歌とか明らかにね」
本田「コンセプトも」
吉原「全然違いますね」
――「カラフルダイヤモンド」のキラキラ感とかまさにそうですね。
吉原「そうです!もうコンセプトが全然違うじゃない。われわれは泥臭く…みたいなね」
本田「事務所がパズルのピースの空いているところに入れていくイメージ」
吉原「ボイメンここだから(ほかのグループは)違うところに…だよね」
――その中でもパッションは受け継いでもらいたい?
吉原「そうですね。心は引き継いでほしいですけど、僕らの立ち居振る舞いは学ばなくていいんじゃないかなと思ってます(笑い)」
――勇翔さんは卒業までの期間、事務所の先輩として後輩たちに伝えたいことは?
辻本「あんまりないんじゃないか(笑い)」
勇翔「まあ、吉原が言ったようなことなんですよね」
吉原「俺が言ったこと全部、勇翔のやつになっちゃう」
(一同笑う)
勇翔「ボイメンを13年やってきて、いろんなところで言ってるのが〝諦めなければ夢は必ず叶う〟。それに対してがむしゃらにやることだったり、小手先でその場を乗り切ろうとしない、気持ちでぶつかるみたいなところは受け継いでほしいなとは思います」
――2024年は東京での活動も増えていくか?
本田「具体的にはかたまってない感じです」
辻本「ただ、やっぱりいつかは東京でもう少し〝ガッ〟とやらないと。広がりというところでは、やっぱり難しいところもある。東海エリアだけだと、東海3県しかメディアも広がらない。そういうというところでは、いつかはちゃんと東京に認めてもらって、東京から全国に発信していかないといけないところはあるなとは思っています」
本田「それを名古屋に持ち帰ってこそ地域への恩返しでもあるので。それはボチボチやんないといけない」
――ご当地アイドルの先駆け?
本田「あんまり自分たちでアイドルという表現は使ってはないですけど、確かにローカルに根ざしたグループで、特に男性のグループになると、多分僕らが1番長くやってる。客観的に見て差し支えなければ先駆けでオッケーです(笑い)」
――2024年の目標は?
田村「チラシ配りが得意で、ずっとやってきたので今年はいろんな県をまたいで行きたい。本当にそれをやっていきたいですね。地道な草の根活動でファンをつけていきたいですね」
――チラシ配りは東海エリアがメインになりますよね。
「今まで5、6回東京でやったことあるんですけど、やっぱそうなっちゃいますね」
本田「本当は47都道府県でやりたいんだよね」
田村「チラシ配りツアーをやりたいんですよね」
辻本「ライブやらないとツアーにならないんじゃないの(笑い)」
――行脚ですかね?
田村「いや、ツアーです!」
平松「モビリティバイクでね」
田村「モビリティバイクか、自転車…バイクですかね。原付が良いですかね。やっぱ配るのが1番メインだから。移動に時間持ってかれちゃったらね、本当は一文無しで行きたいんだけどね」
本田「現地でバイトやわらしべ長者しながらね」
平松「3年くらい帰ってこなそう」
――グループでの活動できなくなっちゃいますね。
辻本「面白いけどね」
平松「僕は自己紹介にあったように演歌・歌謡の部門でもうちょっと。今まで〝BOYS AND MENの誰々〟って言われ方をずっとされていて、学ランを着てるからっていうところでボイメンだったというところもある。もうちょっと〝平松賢人〟という名前を今までとは違う角度から広められたらいいなと思っております」
――個人名が立つことで結果的にグループに還元される?
平松「そうですね!もうちょっとファン層を広げられるといいかなと思っております」
辻本「僕は王道として、メディア、全国放送に出たり、ボイメンの広告塔になるような活躍をしっかりしないといけないと思います。コロナ禍で、東京で準レギュラーとかで出ていた番組がなくなってしまったので、またゼロからなんですけど、ゼロからしっかり東京で使ってもらえるタレントになっていかないといけない。ボイメンを代表して僕が出ることで、最終的に〝BOYS AND MEN〟の名前を広げられるメンバーでいたいなと思うので、もう一度東京で活躍できるタレントになろうと思ってます」
本田「グループとか事務所のイベントで、進行役をやることが非常に多いのは多いんですけど、よそでちゃんとMCを今年はボチボチしたい。まあ、これを4、5年言ってるんですけど(笑い)。どういう形であれ、MCの仕事をやりたいなって思ってますね。やっぱりボイメンでライブやって、MCをやってもね、長く一緒にやっているので、やっぱりお互い分かり合い過ぎてる部分もある。もうちょっと自分にとって厳しい環境にも身を置かないと腕が上がんないっていうのもあると思う。そういうことができるようにしていきたいですね」
吉原「2023年から、外部のミュージカルや舞台に呼んでいただける機会が増えてますね。今年も2.5次元ミュージカルに出ている。それが結構続いていく形で、近しいファン層の方だとは思うんですけど、僕たちグループのステージを見たことない方がたくさんいると思うので、しっかり爪あとを残して、僕に興味を持ってもらって、グループに興味を持ってもらって…という流れをしっかり作れるように頑張りたいなと思っています」
勇翔「個人的なことにはなってしまうのですが、今まで芝居はいろいろやらせていただいて、役者に専念したいということで今年3月に卒業させてもらう。やっぱりお芝居をもっと本気で上を目指して頑張っていきたいなって思います。加えて、車のことも、今仕事をさせていただいているのでお芝居する役者でもありつつ、車の番組に出たりとか。可能なら、ちょっと競技にも出たいなっていう夢はあるので叶えていきたいなとは思います」
――最後にグループとしての目標をお願いします。
本田「グループはちょっと僕らもまだ明確なものがないんですけど、とにかく今は新曲『ヴーカ・ヴーカ~恋の筋肉~』を極力スマッシュさせたい、もうこれに尽きますね。あの、ボイメンらしいボイメンの曲が久々に生み出せたので、ボイメンなりのエンターテインメントを皆さんに十二分に楽しんでもらって。またそこで加速をつけて全国に打って出て行きたいですね。勇翔はそのタイミングで卒業ってことになるので、その方が勇翔も、より高く飛び立てるとも思うし、お互いにバーンって勢いよく行った方がやっぱりいい。僕らもその方がね、良い軌道にも乗るわけですしね。やっぱりスマッシュすれば、するほどに。なので今は本当にこの新曲のことに頑張りたいし、しっかり集中して盛り上げていきたいという感じです!」
一同「おお~」
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